西村優菜の今季日本2戦目は46位「発見がたくさんあった」 新アイアンにも手ごたえ

<大東建託・いい部屋ネットレディス 最終日◇27日◇ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(福岡)◇6503ヤード・パー72>

米ツアーからスポット参戦した西村優菜は「70」で回り、トータル5アンダーの46位タイで今季2戦目の日本ツアーを終えた。
カットライン上のトータル2アンダー・60位タイで進んだ決勝ラウンド。3日目は「71」と足踏みしたが、この日は5バーディを奪い、2日目は1個、3日目は2個と蚊帳の外だったバーディ合戦に、遅ればせながら参戦した。

「きょうはすごくいい流れでゴルフができたと思います。ショットもかなり自信を持って打てましたね。でも、最後が悔しい」

インから出た終盤の6番パー5。左ラフからの2打目がOBとなり、ダブルボギーを打った。7番は「全然振れなかった」とボギー。「まだまだですね。もっと一つひとつのショットに集中しないといけない。ショックだった。でも、ほかは良かったので」と自分自身を納得させるように話した。

3年目の米ツアーは現在ポイントランキング(PR)142位と不振にあえぎ、PRに基づいて出場資格が付与される31日開幕のメジャー「AIG女子オープン」(全英)など欧州開催の3試合には出場できなかった。傷心の一時帰国となったが、「今週は何かコース内で発見したい」と8月以降の巻き返しに向けて臨んだ4日間。“宝物”は見つかったのか…。

「今週は結果を求めず、プロセスに集中することをテーマにしていた。結果を求めないゴルフは好きじゃないけど、ミスをしたら、どうしてミスが出たのかを振り返る。結果につながらなくても、いいショットが打てれば自分を褒めてあげる。今週はすごく新鮮な気持ちでやっていました」

今週は7番アイアンからピッチングウェッジの4本を、今月18日に発売が開始されたキャロウェイの「X FORGED MAX」に変更した。昨年の開幕時から使用していた「X FORGED STAR 2024」からのチェンジは「抜けがいい」ことが決め手となった。15番パー4では残り115ヤードからの2打目をピッチングウェッジでピンそば1メートルにつけてバーディを奪うなど、「すごくフィーリングが良かった。見た目の安心感もある」という新相棒は、シーズン後半戦に向けて大きな武器となりそうだ。

新アイアンの効果もあって、4日間のパーオン率は73.6%(53/72)と悪い数字ではなかった。コース環境の違いなどで単純に比較はできないが、今季米ツアーでは56.7%で150位に甘んじているだけに、少しながら溜飲も下げた。

「ティショットに関しては、ほとんどミスはなかった。セカンド以降はまだ課題はあるけど、日本に帰ってくる前よりも良くなっている。そこは自信が持てるかな」

次戦は8月14日(木)から米オレゴン州で行われる「ザ・スタンダード・ポートランドクラシック」。それまでは日本に滞在し、練習を重ねる。復権を目指す8月以降の戦い。連日の酷暑のなか「発見はたくさんあった」と最後は大きくうなずき、生き残りに自信ありだった。(文・臼杵孝志)

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