岩井明愛の“深刻ではない”本音 「不安がある、なんでですかね…」

<ISPS HANDA スコティッシュ女子オープン 事前情報◇22日◇ダンドナルド・リンクス(スコットランド)◇6538ヤード・パー72>

初めて回ったダンドナルド・リンクスの印象を、岩井明愛は「好き」と言った。「フェアウェイはそこまで狭くなくて、グリーン周りもどこに外してもなんとかパーセーブできるほうかな」。天候によっては風への対応が必要にもなるが、信条とする“アグレッシブさ”が発揮できそうなコースに声を弾ませた。
胸を躍らせる一方で、同時に、本音も口にする。「(調子は)悪くない。ショットがけっこう安定しているので、このまま試合に行けたらいいなと思います。でも不安がまだあります。なんでですかね…」。

今年がルーキーの23歳は、「ホンダLPGAタイランド」、「JMイーグルLA選手権」で優勝争いの末2位に入った。ポイントランキングは現在37位につけていて、目標のひとつだった来季シード権獲得もすでにクリア。「来年も(米ツアーで)戦える位置につけている」ことは、自らも理解している。だが、いまの心の中はスッキリしていない。

「なんでこんなに不安があるんだろう、っていうのは日々感じます。新しい環境、新しいコースで結果を求められるというのもある。でもそこまで深刻ではないので、(心配は)ほどほどに。楽しむだけです!」

今週は「考えすぎている」という頭もリセット。これまでの練習ラウンドでは、左右どこまでが安全エリアなのかを確認し、ヤーデージブックに記入していたが、それをやめた。「ここだけ狙えばいい! というポイントだけを書いてシンプルに」。迷いを捨てて、ターゲットに向かって勢いよく振り抜けられれば、持ち味も自然と取り戻せるはずだ。

同じくリンクスで行われる、海外メジャー「AIG女子オープン」(全英)の前哨戦でもある。「今週は、来週に向けての準備にもなる。いろいろと生かせられるような“何か”を見つけられたらいいかなと思います」。攻めがいのあるコースで、もどかしい日々を切り抜ける糸口をつかみたい。(文・笠井あかり)

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