K・ブラッドリーが62年ぶり“プレイングキャプテン”実現へルール変更を要請

2か月後に開催される米国選抜と欧州選抜による対抗戦「ライダーカップ」。米国チームのキャプテンを務めるキーガン・ブラッドリーは、選手兼キャプテンとなる“プレイングキャプテン”としての出場に向け、着々と準備を進めている。
これまでブラッドリーは、ライダーカップ出場について「自動的に出場資格を得た場合のみ」としていたが、先月の「トラベラーズ選手権」で優勝した後には、「チームに貢献できると感じれば」と、自らをプレーヤーとして選出する可能性に言及していた。

その後、プレイングキャプテン実現に向けた動きが本格化。英『テレグラフ・スポーツ』によると、ブラッドリーは欧州チームのキャプテン、ルーク・ドナルド(イングランド)に対し、ルールの一部変更を要請し、ドナルドがこれを了承したという。

変更内容は、「マッチの最中、キャプテンだけが選手にアドバイスを送ることができる」という規定を、「キャプテンがプレー中の時間は、選択された副キャプテンが代わりを務めることができる」とするもの。“プレイングキャプテン”ならではの制約を解消するための措置であり、ドナルドはこれを受け入れたとされている。

ライダーカップにおけるルール変更は稀ではあるが、両チームのキャプテン間で合意すれば認められており、今回もその枠組みで対応された。なお、ライダーカップでプレイングキャプテンが実現すれば、1963年のアーノルド・パーマー(米国)以来、実に62年ぶりとなる。

チームは各12名で構成され、現在ブラッドリーはライダーカップ・ポイントランキングで10位に位置している。上位6名は自動的に選出され、残る6名はキャプテン推薦によって決定される。選考期間はあと4週間。ブラッドリーが6位以内に浮上できなかった場合、自らをキャプテン推薦で選出することで、“プレイングキャプテン”として出場する可能性がある。

その際には、ブラッドリーがプレー中の時間帯において、2018年のパリ大会で米国チームのキャプテンを務めたジム・フューリクが副キャプテンとして代行を担う見通しだと、『テレグラフ・スポーツ』は伝えている。(文・武川玲子=米国在住)

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