岩井明愛はもどかしいメジャーも前向き　ひどいゴルフを「逆に見てもらいたい」

＜アムンディ・エビアン選手権 2日目◇11日◇エビアンリゾートGC（フランス）◇6504ヤード・パー71＞

「いやー、アンダーが出る気がしないな。最近そんな感じ。逆にきょうのようなゴルフを（ファンに）見てもらいたかった。逆に笑えるようなひどさが、最近の自分のゴルフ。アプローチ、パターをしっかり練習して、もっとうまくなりたい」
トータル3オーバーでメジャー予選落ちを喫した岩井明愛は、2日間をこう振り返った。ゴルフには好調、不調はつきもの。悔しい気持ちがありながらも、それをしっかりと受け止め、次戦につなげていくしかない。

76位から出た2日目は2ボギーが先行。それでも前半で3つのバーディを奪い、カットライン圏内でなんとか踏ん張っていた。その矢先、ティショットを大きく右に曲げた12番で4オン3パットのトリプルボギー。「痛かったです」という、無念の一打だった。

4バーディ・2ボギー・1トリプルボギーの「72」とスコアを落とし、トータル3オーバー・75位タイ。カットラインに1打及ばずに、今季5度目の予選落ちになった。

最近気になるのは、ドライバーの右のミス。「ティグラウンドに入って構えるときに“どこ飛んでくんだろう”みたいな感じなんで。でも、考えすぎかなと思いますね。そこまで深刻ではない。自信を持って振れるようにしたい」と改善を求めていく。

1週間のオープンウィークを前に、2日間早めのお休みとなってしまった。「早く試合をやりたいんですけど、なんかもどかしいです。うまくいかないなあ」。我慢の時期を乗り越えれば、4月の「JMイーグルLA選手権」に続く優勝争いも見えてくるはずだ。（文・笠井あかり）