竹田麗央はまたもメジャーで上位争い 運も味方にパー5を“全制覇”

<アムンディ・エビアン選手権 2日目◇11日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6504ヤード・パー71>

最終18番は運も味方につけた。竹田麗央のティショットは左の木に当たったが、カート道も使ってフェアウェイに戻ってきた。残り213ヤードから3番ユーティリティでの2打目は、フェードの軌道を描いてピンに一直線。「もうちょっと左を狙っていました」と笑ったが、ピン上7メートルにつき、2パットのバーディで締めた。
23位から出た2日目は6バーディ・2ボギーの「67」をマーク。6バーディのうち4つはパー5で獲ったもの。獲りたいところでしっかり獲り、まさに“パー5完全制覇”だった。

パー5それぞれで、最善の攻めをすることができた。7番は2打目がグリーン奥の窪地にこぼれ、54度のウェッジで土手に当てて転がすか、58度でロブショットをするか悩んだが「左足下がりだったので54度にしました」。的確な判断が功を奏し、1メートルに寄せた。

9番では手前のバンカーにつかまったが、30センチにピタリとつけた。15番は花道からのアプローチを寄せ、最終18番では2オン成功。「全部マネジメント通りにいけた」とうなずいた。

今季から米国女子ツアーが主戦場で、メジャーは今季4試合目。首位発進からの優勝争いの末2位に入った「全米女子オープン」、2位で決勝ラウンドに進出した「KPMG全米女子プロ」に続き、またも上位争いに加わった。

女子オープンでは悔しいプレーに涙をみせ、女子プロでは「気負いすぎた」と3日目の失速を反省した。「いい勉強になった。それを生かせるように頑張りたい」。首位と4打差の7位タイで週末へ。気持ちのコントロールがカギになる。

「あしたからもしっかり落ち着いて、自分のプレーができるように」。自然体を貫きながらも、海外メジャー初制覇に照準を定めた。(文・笠井あかり)

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