
アタランタに所属するイタリア代表FWマテオ・レテギがサウジアラビアへ移籍する可能性が高まっているようだ。8日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在26歳のレテギは2018年11月にアルゼンチンの名門ボカ・ジュニオルスでプロデビューを飾り、エストゥディアンテスやタジェレス、ティグレなどでもプレー。2023年3月にイタリア代表デビューを飾ると、ジェノアを経て昨年夏からはアタランタでプレーしている。2024-25シーズンは公式戦通算49試合出場28ゴール9アシストという成績を残し、25ゴールを挙げたセリエAでは得点王に輝いた。
今夏にはユヴェントスやミランからの関心も囁かれていたレテギだが、サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・カーディシーヤへの加入が迫っている模様。報道によると、ガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンの退団が濃厚となっている同クラブはかねてからレテギとの交渉を進め、すでに口頭合意に達しているという。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、移籍成立が決定的となった際に用いる決まり文句「here we go!」とともにアル・カーディシーヤがレテギの獲得に関してアタランタとも合意に至ったと指摘。移籍金はボーナスを含めて最大6700万ユーロ(約115億円)で、レテギはアタランタで受け取っていた給与の6倍以上という破格の条件で長期契約にサインすることとなるようだ。
アルゼンチンで長くプレーし、24歳でセリエAデビューを飾るという異色のキャリアを歩んできたレテギ。今度は欧州を離れ、中東の地で新たな章を始めることとなりそうだ。