
ブライソン・デシャンボー(米国)が自身のインスタグラムを更新。テスラ社が製造する電動トラックの最高級仕様車「サイバービースト」にドライバーショットを叩きこむ様子を動画で投稿した。
この車のボディには「ウルトラハード ステンレススチールエクソスケルトン」と呼ばれるステンレス鋼材、窓には「アーマーガラス」を使用。とてつもない頑丈さが売りで、発売を開始した際にはボディをハンマーで叩く、鉄球を投げつけるといったパフォーマンスも行われた。
その車にドライバーショットを打ち込んでやろうというデシャンボーは飛ばし屋としても知られている。優勝を飾った昨年の「全米オープン」の最終日には、ヘッドスピードは時速131マイル(秒速58.5メートル)、ボール初速は時速195マイル(秒速87.1メートル)を記録している。この衝撃に「サイバービースト」は耐えることは出来るのだろうか。
1球目はボディを直撃すると高々と弾き返されてしまった。車はビクともしていない様子だ。それを見て思わず叫び声をあげたデシャンボーだったが、すぐに「サイバービースト1、ブライソン0」とポイントに置き換えていた。
続く2発目は窓ガラスの中央部分、センターピラーを直撃。ガラスこそ粉砕していないものの、ボールが当たった部分にはポッカリと穴が開き、周囲も砕け散っていた。それを見たデシャンボーは「どんなもんだ」と言わんばかりに画面から歩み去って行った。
投稿のコメント欄にもデシャンボーを称賛する声が数多く寄せられていた。しかし「サイバービースト」のお値段は約1500万円。この1打がもたらした修理費用ははたして?