
ナポリがアタランタに所属するナイジェリア代表FWアデモラ・ルックマンに関心を寄せているようだ。2日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。
昨年夏に就任したアントニオ・コンテ監督の下、インテルとのデッドヒートを制してスクデットを奪還したナポリ。セリエA王者として臨む2025-26シーズンに向けて今夏の移籍市場では前線の補強を画策しており、マンチェスター・シティを退団したベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネを獲得したほか、リヴァプール所属のウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスら複数選手への関心が明らかになっている。
報道によると、ナポリはアタランタの攻撃の主軸を担うルックマンの獲得も検討しているとのこと。コンテ監督は1月にパリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍したジョージア代表FWフヴィチャ・クヴァラツヘリアのような突破力のあるアタッカーを求めており、ルックマンに熱視線を送っているようだ。アーセナルやリヴァプールからの関心も噂される同選手の移籍金として、アタランタは5000万ユーロ(約85億円)以上を要求しているという。
現在27歳のルックマンはチャールトンの下部組織出身で、2015-16シーズンにトップチームデビューを飾った。その後はエヴァートン、ライプツィヒ、フルアム、レスターを渡る歩き、2022年夏にアタランタへ完全移籍加入。セリエAでは3シーズン連続で二桁ゴールを記録し、2023-24シーズンにはヨーロッパリーグ(EL)制覇に大きく貢献するなど輝きを放っており、ここまで公式戦通算118試合出場52ゴール25アシストという成績を残している。
セリエA屈指のアタッカーとして名を馳せるルックマンだが、今夏に“王者”へ電撃移籍することになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。