
昨年の平均飛距離1位の河本力を抜き、平均324.23ヤードで今季1位に君臨している内山遥人。今週開催の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」に出場中の彼が、見たこともないウェッジを使用。直撃取材してみた。
内山が60度で使用するのが、『ベンドウェッジ』。聞いたこともないウェッジだが、調べてみると兵庫県市川町、藤本技工の職⼈により完全⼿作業で作られた地クラブのウェッジだという。福岡にあるゴルフ工房「ベンド福岡」でヘッドパーツとして販売されている。
ウェッジを監修したのは2014年の賞金王、小田孔明というから驚きだ。素材には従来よりも更に柔らかい高級素材「S15CK」を採用することで、アプローチに大切な柔らかい打感を実現。内山はこのウェッジに相当惚れ込んでいる様子だ。
「僕は小田孔明さんの『チーム孔明』に入れてもらっているのですが、孔明さんが監修したモデルなんです。ちょっとグースネックが入って、今のウェッジっぽくないですね。グースが入っている方が好きなんです。球が拾える感覚があって、強くスピンが入るのがいい」
グースネックはフェースが開きにくいというデメリットがあるがどうだろうか?
「バンスなどは注文通りに削ってくれます。これは、三日月みたいにソールを削っていて、ヒール側が相当落とされているので、フェースを開いても違和感がないですね。手元を下げて構えると、割とソールがペタっと地面にくっついた感じで構えらるんです。バンスが地面に当たりすぎる感じもない」
また、フェースについては「全面にスコアラインが入っているのも特徴ですね。フェースを開いてもスピンがかかりやすい」と絶賛する。
飛距離が持ち味の内山が、グリーン周りのアプローチショットでも精度が高まれば、まさに鬼に金棒。内山のショートゲームにも今後注目していきたい。
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