水戸がDF松田隼風のハノーファーへの完全移籍を発表! レンタル加入したU23チームで活躍、新契約は28年夏まで

 水戸ホーリーホックは19日、ハノーファーのU23チームにレンタル移籍中のDF松田隼風が、完全移籍に切り替わることを発表した。

 またハノーファー側の発表では、2028年6月30日までのプロ契約を締結したことと、新シーズンに向けたプレシーズンより、クリスティアン・ティッツ監督が率いるトップチームに昇格することも併せて伝えられている。

 2003年10月2日生まれの松田は現在21歳。2022年に水戸ホーリーホックに入団すると、翌年6月にハノーファーのU23チームへとレンタル移籍。2024-25シーズンはドリッテリーガ(ドイツ3部)で、34試合に出場し1得点を記録した。加えて、U-20日本代表としてU20ワールドカップを経験している。クラブによると、「水戸ホーリーホックとハノーファー96は、選手育成を目的として2023年7月1日に3年間のパートナーシップをスタートさせました。その業務提携に含まれる条項の一つとして、松田選手が過去2年間に渡りハノーファー96のU23チームで2シーズンを通してチームの主力としてプレーし、完全移籍に相応しい成長と活躍をしたことが評価された形になります」とのことだ。

 松田は、ハノーファーに完全移籍加入することが発表されたのに際して、クラブ公式サイトにてコメントを残している・

「この度、ハノーファー96へ完全移籍することが決定しました。このハノーファーでの2年間は4部リーグ、3部リーグを経験させていただき、日本とはまた違ったハードでスピーディーな環境に身を置きながら、日々成長を目指して取り組んできましたが、その結果を完全移籍という形で報告できることを大変嬉しく思います。
そして、このパートナーシップを実現させてくださったJX金属株式会社様、TANIOBIS GmbH様には改めて感謝いたします。U20W杯に出場したことで海外への想いがより強くなった自分にとって、水戸ホーリーホックが海外クラブへと橋渡ししてくれたことで、自分の可能性も無限に広がりました。
これからも更なる高みを目指して、ヨーロッパで努力を重ねていきますので、これからも『水戸から世界へ飛び立った松田隼風』を応援していただければ幸いです。最後に、2年前にケーズデンキスタジアム水戸で皆さんと約束したことは忘れていません。いつかまた、この水戸ホーリーホックのユニフォームを着てプレーしたいと思っています。その日を楽しみに、また世界で戦ってきます!」

 また、水戸ホーリーホックの西村卓朗GMも、クラブ公式サイトにてコメントを残している。

「この度、松田隼風選手がハノーファー96へ完全移籍することが決定しました。まずはこれまで松田隼風選手の育成に携わっていただいた指導者をはじめとする多くの関係者の皆様、ご家族の皆様に感謝申し上げます。
2年間の期限付移籍を経て、彼の海外への挑戦は、成功したと言える結果になりました。多くの皆様のご理解とご支援のもと、『J2経由ヨーロッパ行き』というルートを整備してまいりましたが、いよいよ完全移籍となり、ハノーファー96の選手として、本格的にヨーロッパでの挑戦が始まります。水戸ホーリーホックのファン・サポーター、パートナー企業、行政関係者の皆様にこれからも、松田隼風選手の挑戦と成長を温かく見守っていただけると幸いです。最後になりますが、JX金属様、TANIOBIS GmbH様にはこの提携の後押しをいただき、改めて感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました」

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