インテル新指揮官キヴ氏が初会見「大きな責任感を感じている」…クラブW杯に向けては「最善を尽くす」

 インテルの指揮官に就任したクリスティアン・キヴ新監督が、初の記者会見に臨んだ。15日、同クラブの公式サイトがコメントを伝えている。

 現在44歳のキヴ監督は、現役時代にアヤックスやローマ、インテルなどでプレーし、引退後はインテルの下部組織で指導経験を積んだ。2025年2月にはパルマの監督に就任し、セリエA残留に導いたが、退任が決定。9日、シモーネ・インザーギ前監督の後任としてインテルのトップチームを率いることが正式に発表された。

 アメリカ合衆国で開催されるFIFAクラブワールドカップ2025(クラブW杯)に参加するインテル。17日に行われるモンテレイ戦前の会見に臨んだキヴ監督は、古巣に監督として戻って来た心境について以下のように語った。

「私ははすでに育成部門の監督を務めてきたし、このクラブが特別なことを成し遂げるために後押ししてくれることを理解している。選手としてここに来た時と同じように大きな責任感を感じているよ」

 インテルの指揮官に任命されたことに対しては、「(ジュゼッペ)マロッタ会長は、クラブに何が必要か知っている。私は誇りと忠誠心という言葉を常に念頭に置いているし、ヨーロッパ最高のチームの1つであることをピッチで示さなければならない」と、インテルを率いる責任感を話した。

 また、チーム作りについては前任のS・インザーギ監督の路線を継続していく意向を示し、「これまでやってきたことを継続していく必要がある。インテルはこのような考え方が大切で、近年引き上げられた基準を維持しなければならない。自信を持ち、クラブとチームの両方と連携を取りたいと思う」とコメントを残している。

 出場チームが32チームに拡大され、新フォーマットとなるクラブW杯に向けては、「この大会に敬意を表さなければならない。世界のサッカーにとって特別な瞬間であり、すべてのチームが全力を尽くしたいと思っているはずだ。シーズン終盤になるが、最善を尽くしたい」と語り、意気込みを示した。

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