
トッテナムが、バイエルンからレンタル移籍で加入していたU-21フランス代表FWマティス・テルを完全移籍で獲得することになるようだ。14日、ドイツ紙『ビルト』やイギリスメディア『スカイスポーツ』などが伝えている。
現在20歳のテルはレンヌの下部組織出身で、2021年8月にクラブ史上最年少の16歳3カ月19日でトップチームデビューを飾った。2022年7月にバイエルンに完全移籍し、2024-25シーズンの前半戦は公式戦14試合に出場した後、今年2月にトッテナムに1000万ユーロ(約17億円)の金額でレンタル移籍加入した。
トッテナムでの半年間で公式戦20試合出場3ゴール1アシストを記録したテルのレンタル移籍期間は6月30日までとなっているものの、契約には今夏に有効となる買い取りオプションが付随しており、動向には注目が集まっていた。
アンジェ・ポステコグルー前監督が解任されたことで、交渉は進展していなかったが、後任に就任したトーマス・フランク監督がテルの獲得を承認したことで、契約締結に向けて最終段階にあるようだ。
なお、『ビルト』によると、トッテナムは買い取りオプションとして設定されていた4500万ユーロ(約75億円)は行使されないものの、バイエルンとの交渉の結果、3500万ユーロ(約58億円)を支払うことで両クラブは合意に迫っている模様で、テルは新体制となる来季からもトッテナムでのプレーを続けることになりそうだ。