地元・神戸から6年ぶり全英へ 安田祐香が“必勝パターン”の首位発進

<宮里藍 サントリーレディス 初日◇12日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6558ヤード・パー72>

地元・神戸市出身の安田祐香が7バーディ・1ボギーの「66」で回り、優勝した4月の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」以来となる首位スタートに成功した。

舞台の六甲国際GCは、自宅から車で約30分。ジュニア時代には週1回のペースでラウンドし、滝川二高在学中は同じ敷地内にあるパブリックコースで練習していた、まさに“ホームコース”だ。自然と気持ちも入る。

「地元でも家から一番近いトーナメント。今週はおばあちゃんも来てくれるし、いろんな方が来てくださる。いつも以上に頑張りたいです」

アマチュア時代も含めて7度目の出場で、自己最高位は初出場だった2018年の13位。プロ転向後は昨年の16位がベストフィニッシュだが、今年はツアー優勝を経て、成長した姿で地元に帰ってきた。「優勝してメンタル的に余裕ができた。いろんなことを試合で試すこともできる。今の目標は複数回優勝です」。

昨年9月の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で念願の初優勝を果たし、今季もすでに1勝。新たな目標に掲げる年間複数回Vを地元で達成できれば、“ご褒美”もついてくる。

「出場権をもらえる試合は大きい。挑戦したいです」

優勝もしくは2位に入れば、海外メジャー「AIG女子オープン」(全英)の出場資格を自力で獲得できる。全英には渋野日向子が優勝した19年に出場し、59位に入った。その年は同じくメジャーの「エビアン選手権」にも出て、日本選手最上位の37位でローアマにも輝いた。

そのとき以来となるメジャーの舞台へ。今年の全英はリンクスコースのロイヤル・ポースコールGCでの開催。19年の全英は林間コースのウォーバンGCだっただけに、より一層モチベーションも高まる。

アマチュア時代にリンクスでのプレー経験はある。「めちゃ難しかった」と振り返るが、プロとしての経験を積み、確実にレベルアップしてきた。成長の証しを確かめるためにも、全英切符を手に入れたい。

「修正点はあるけど、パットは最後まで良かったし、全体的に満足できるラウンドでした。スコア的にも良かったと思います」

過去2勝はいずれも首位発進からの逃げ切りV。2度あることは3度ある。全英切符を全力で取りにいく。(文・臼杵孝志)

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