
<全米オープン 事前情報◇10日◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372ヤード・パー70>
松山英樹が9年ぶりにオークモントCCへ戻ってきた。2016年大会は悪天候により初日にラウンドできず、2日目に36ホールをプレー。「74」「78」のトータル12オーバーと崩れ、これが全米で喫した唯一の予選落ちとなっている。
2016年大会での経験は、「それがいい方に行くか、悪い方に行くか分からない。自分の状態次第なので」と、冷静に話す。5月「全米プロ」ではメジャー20大会ぶりに予選落ち。それでも、難コースを相手にする準備は十分にしてきた。
開幕2日前の火曜日は昼からイン9ホールを練習ラウンド。「雰囲気は変わっていないけれど、変わっている部分はある。そこはしっかり確認しながら」と入念にチェックした。首にはテーピングを施しており、不安も不安もあるが、「(状態は)良くなってきていると思う。これをあす最後、詰められたら」と見据えている。
全米は13年連続13回目の出場。開催コースが毎年変わるが、パインハーストで行われた昨年大会で6位に入るなど、トップ10入りは4度ある。「しっかりといい準備ができていると思う。それを初日からいい形で出せるようにしたい」と意気込んだ。