スイング、パター、マネジメント… 都玲華が「1時間泣いた」悔しさバネに好発進

<ヨネックスレディス 初日◇6日◇ヨネックスカントリークラブ(新潟県)◇6339ヤード・パー72>

「1時間ぐらい泣いていました」。徳島県で行われた先週の「リゾートトラストレディス」で、地元出身のルーキー都玲華は予選落ちに終わり、大粒の涙を流した。その悔しさを今週にぶつけている。

スイングの微調整、気分転換のパターチェンジ、そして先週の反省を生かしたマネジメント…。すべてがプラスに働き、4バーディ・1ボギーの「69」をマーク。首位と4打差の10位タイで初日を終えた。

先週は地元の大応援団の期待に応えようと「ピンばっかり狙っていました」。バーディを求めるあまり、ピンの近いサイドに外してボギーを重ねる場面が多かった。

力が入りすぎてショットも乱れていた。毎週帯同している父に『ボールとの距離が近い』と指摘され、アドレスを修正。「ボールに近づきすぎて、スイングが窮屈になっていました。ボール2個分離れて構えたら、久しぶりにいい感じで打てました」。その助言は効果てきめんで、フェアウェイキープはパー3を除く14ホール中12回。パーオン率は100%を記録した。

また、前日の夕方には急きょパターをチェンジ。「もちを焼いて、膨らんだみたいな」ヘッド形状のオデッセイ「Ai-ONE Square 2 Square MAX 1」を、33インチに調整して投入した。「パターが悪いわけではなく、気分転換です」とこの選択も奏功した。

マネジメントは先週の反省を生かした。「きょうは(先週のようなマネジメントは)絶対にしないと心に誓いました。ショートアイアンと上りは攻めて、守るところはしっかり守る。きょうはそれができた。スコア以上に良かったと思います」と自身のプレーに合格点を与えた。

「悔しい気持ちは消えないし、持ち続けていないとやっていけない」。悔しさが都を成長させている。昨年のプロテストで合格した97期生では、中村心、荒木優奈が今季2位に入っているが、まだ優勝者はいない。「あすも攻めと守りのメリハリをつけてやりたい」。同期生一番乗りの勝利を目指す。(文・小高拓)

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