海外で活躍したパイオニア 米ツアー3勝の丸山茂樹は“骨盤”でヘッドを走らせていた!【プロコーチが解説】

スイング理論は進化したといわれているが、時代を彩ってきたレジェンドたちのスイングは、今見ても全く色褪せていない。むしろ、重くて難しいクラブを使いこなす技術には、ボールを正確に遠くに飛ばすための秘訣が詰まっていた! 今回は、国内男子ツアーで10勝、さらに米国男子ツアーでも3勝を挙げた丸山茂樹のスイングをプロコーチの森守洋氏が解説する。

丸山さんはセミストロンググリップで、手元と体が同調したスイングです。常に手元が胸の前にあり、インパクトで全く腕が遅れていません。

ジャンボさんや直道さんと同じように、トップの時点で「ボールを叩く」体勢を整えられていますね。また、切り返しの骨盤の動きにも注目してください。クラブヘッドがほんの少ししか動いていない間に、下半身は一気に正面を向いて、叩ける体勢に入っています。骨盤をスピーディに動かして切り返している証拠です。クラブヘッドも強烈に加速し、飛距離も出ていました。

切り返しのスピードを上げたいなら、ガニ股の形を意識するのがおすすめです。トップから左ヒザを開くように動かすと、骨盤も回転し、ダウンのタメも作れます。ぜひ、試してみてくださいね。
■丸山茂樹
まるやま・しげき/1969年生まれ、千葉県出身。国内男子ツアー10勝。2000年から米国男子ツアーに参戦し、通算3勝をマーク。セガサミーホールディングス所属。

■森 守洋
もり・もりひろ/1977年生まれ、静岡県出身。ゴルフを始めたのは高校から。95年に渡米しミニツアーを転戦しながらゴルフを学んだ。02年からレッスン活動を開始し、現在は原江里菜、堀琴音、香妻陣一朗らのコーチを務めている。東京都三鷹市にある『東京ゴルフスタジオ』を主宰し、YouTubeチャンネル「森守洋のGolf TV」では、ツアープロや芸能人などへのレッスンを配信中。

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