石井久継と神田奏真のホットラインで2得点!…U20日本代表、モーリスレベロトーナメント白星発進

 第51回モーリスレベロトーナメント(旧:トゥーロン国際大会)グループB第1節が4日に行われ、U-20日本代表とU-20コンゴ共和国代表が対戦した。

 9月に開幕するFIFA U-20ワールドカップチリ2025、そして2028年のロサンゼルスオリンピックを見据えるU-20日本代表。フランスで毎年開催され、今回が通算51度目の開催となるモーリスレベロトーナメントは貴重な実戦機会であり、選手たちにとっては絶好のアピールチャンスとなる。日本はコンゴ共和国、メキシコ、デンマークと同じグループBに。グループで上位2位以内に入ると決勝トーナメントへの進出が決まるレギュレーションとなっている。

 4-2-3-1のシステムを採用した日本は後方から丁寧にボールを繋ぎつつ、前線の選手が積極的に相手DFラインの背後を狙ったアクションを起こしてチャンスをうかがう。開始早々の3分には右サイドから斜めのランニングで抜け出した中川育がGKをかわしてシュートを放ったが、惜しくも枠の上へ。守備面ではアフリカ人選手特有の個人能力の高さに時折手を焼くが、最終局面でGK荒木琉偉や市原吏音が集中した対応を見せる。

 24分、日本は自陣右サイドのスペースを突かれ、中央へのグラウンダーの折り返しからネットを揺らされたが、ここは極めて微妙ながらもオフサイドの判定。事なきを得た日本は“10番”を背負う大関友翔が徐々に中盤で前を向けるようになり、敵陣ゴール前に迫るシーンを増やしていく。35分には大関がドリブルで持ち上がりボックス手前中央からミドルシュートを放ったが、枠を捉えることができなかった。前半はスコアレスで終了する。

 後半立ち上がりの55分に試合の均衡が破れる。小倉幸成が中盤でボールを回収したところから前線へボールが送られ、石井久継がヘディングでボックス内へ落とす。走り込んだ神田奏真が飛び出してきたGKを嘲笑うかのようなループシュートでネットを揺らす。さらに2分後には石井の絶妙なパスを収めた神田がGKとの1対1を制して追加点。石井と神田のホットラインから日本が2点のリードを奪った。

 2点を先行した日本はフレッシュな選手を投入しつつ、その後も試合を優位に進める。終盤にかけてはビハインドを負ったコンゴが攻勢を強めるが、市原を中心とした守備陣は粘り強い対応で応戦し決定機を与えない。試合はこのまま2-0で終了し、日本が白星発進を飾った。

 次節は現地時間7日に行われ、日本はメキシコ、コンゴ共和国はデンマークとそれぞれ対戦する。なお、日本が戦う今大会の全試合は『ABEMA』にて無料生中継される。

【スコア】
U-20日本代表 2-0 U-20コンゴ共和国代表

【得点者】
1-0 55分 神田奏真(U-20日本代表)
2-0 57分 神田奏真(U-20日本代表)

【スタメン】
U-20日本代表(4-2-3-1)
GK:荒木琉偉
DF:梅木怜(60分 布施克真)、塩川桜道、市原吏音、髙橋仁胡
MF:大関友翔(86分 石渡ネルソン)、小倉幸成、石井久継、平賀大空(61分 西原源樹)、中川育(HT 横山夢樹)
FW:神田奏真(76分 高岡伶颯)

【ゴール動画】U20日本代表、神田奏真の2発でコンゴ撃破!

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