
<全米女子オープン 最終日◇1日◇エリン・ヒルズGC(ウィスコンシン州)◇6829ヤード・パー72>
同じ岡山県出身の“先輩”渋野日向子とプレーすることが、次のメジャーのモチベーションになりそうだ。世界ランク75位以内の資格で、初めてメジャー大会の芝を踏んだ桑木志帆は、トータル12オーバー・56位タイという結果に「悔しいです」と唇をかんだ。
「70」だった初日こそ、首位と2打差の12位と好スタート。ただ「75」、「79」、「76」とスコアを落とした3日間については「パターが入らなくて、バーディが取れずにズルズルいってしまった」と振り返る。「(力を)出せてはいると思うんですけど対応力がなかった。まだまだだなと思いました」と、さらなるレベルアップを誓う4日間にもなった。
ここから海外メジャーが続く。5月19日付の世界ランキング69位(現在は71位)になったことで、有資格者を除く上位70位までに与えられる19日開幕の「KPMG全米女子プロ選手権」(テキサス州フィールズランチ・イースト)の出場権も手にした。「この経験を生かして、そこではもう少しいい位置で回れるように、しっかり調整して頑張りたい」と、意気込む。
なによりも岡山県岡山市出身の桑木にとって、かねて「憧れ」と話してきた同郷の渋野とラウンドすることは大きな目標。渋野は今年の全米でも、優勝争いのすえ、2位だった昨年に続く2年連続トップ10入りの7位と活躍した。桑木は「回りたいですね。回れるように練習します!」と、力強く願いを込め、会場を後にした。