電撃辞任から約15カ月…サッリ氏が再びラツィオの監督就任へ、2年契約締結で合意か

 ラツィオがマウリツィオ・サッリ氏の招へいに近づいているようだ。6月1日、『スカイスポーツ』や『ガゼッタ・デロ・スポルト』など複数のイタリアメディアが伝えている。

 2024-25シーズンは前半戦こそ上位争いを演じたものの、後半戦は勝ち点を取りこぼす試合が目立ち、最終的には7位でセリエAを終えたラツィオ。ヨーロッパリーグ(EL)では準々決勝でノルウェーのボデ/グリムトに敗れ、来シーズンの欧州コンペティションの出場権を逃した。この結果を受け、昨年夏から指揮を執るマルコ・バローニ監督は今夏に退任する可能性が高いと報じられている。

 ラツィオはすでに後任探しに着手しており、現時点で最も就任の可能性が高いのがサッリ氏だという。報道によると、サッリ氏はトスカーナ州でアンジェロ・ファビアーニSD(スポーツディレクター)との会談に臨み、新監督就任を承諾したとのこと。1年間の延長オプションが付随した2年契約、年俸250万ユーロ(約4億1000万円)という条件が提示され、チャンピオンズリーグ(CL)やEL出場権獲得に伴うボーナスも付随しているようだ。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、サッリ氏が近日中にもラツィオと2年契約を締結する見込みと指摘しており、昨年3月の辞任以来15カ月ぶりの復帰が現実味を帯びているようだ。

 現在66歳のサッリ氏はこれまでナポリやチェルシー、ユヴェントスなどを指揮。チェルシーで2018-19シーズンのEL、ユヴェントスで2019-20シーズンのコッパ・イタリアを制覇した経歴を持つ。2021年夏から率いたラツィオでは2022-23シーズンのセリエAを2位で終えてCL出場権を獲得するなどしたが、昨年3月に電撃辞任が発表され、以降はフリーとなっている。

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