
<全米女子オープン 最終日◇1日◇エリン・ヒルズGC(ウィスコンシン州)◇6829ヤード・パー72>
首位と2打差の3位タイから、2019年の「AIG女子オープン」(全英女子)に続くメジャー2勝目を狙った渋野日向子。前半終了時点で1打差まで迫るなど優勝争いを繰り広げながら、トータル3アンダー・7位でラウンドで終え、勝利には手が届かなかった。
終盤、2打目が下り傾斜に大きく蹴られたことで難しいラフに外れ、結果、痛恨のダブルボギーを喫した15番パー4などは悔やまれる場面だ。それでも大きな期待感を抱かせた4日間。ラウンド後には大会を中継したU-NEXTのインタビューで激闘を終えた直後の心境を語った。その途中には大粒の涙を流すシーンも…。一問一答形式でお届けする。
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――優勝争いを終えて
(4番で)バーディが先に来たのは良かったけど、その後が続かなくてダブルボギーもありましたし、最後の締めも悪く、終わり方としては悔しいですね。
――上位で戦った4日間について
どこかで上位争いをしないとと思っていた。今年はなかなか上位にいけていなかったので、どこかできっかけがつかめれば、というもどかしい気持ちだった。それがUSオープンだったのは、自分のなかでもいい経験。4日間いい位置でプレーできて、楽しさもあり悔しさもありですね。
――ドライバーが飛んでいた
きょうもきょうとて、スイングもボロボロ、バラバラだったので、汚いボールで飛んで行ったのも多かった。でもパー5で2オンが狙えたり、そこまでいけのは良かった。
――14番のイーグル逃し、15番のダブルボギー
14番でイーグルを取るべきだったと思いますし、15番も微妙な左足上がりのなか、左にひっかけそうなライだったから右に出して、一番やってはいけないミスをやりました。そこがもったいないし、悔しい。
――解説を務めた有村からの「今のショットの調子でこの順位は誇らしく思います。ゴルフ力があがったということですね」などのメッセージを伝えられ
(ここで言葉を詰まらせ、涙を流し)そう言っていただけてすごくありがたいですし、やらなきゃいけないことはたくさんある。本当に勝つにはまだ足りないものばかり。ゴルフ力が上がったと言ってくださるのはありがたい。グリーン周りで耐えたところもあったけど、ショットでチャンスにつけるところも少なかったし課題だらけ。やるべきことがたくさんだなと思っています。
――ファンへ
この4日間、時差ボケで大変だったと思うんですけど、最後の最後にふがいないゴルフをして申し訳ないと思います。去年と同様この悔しさがあるからまた頑張れると思いますし、まだまだ足りないところがあるので、一緒にゆっくり進んでくれるとありがたいです。これからも応援よろしくお願いします。