
<リゾートトラスト レディス 最終日◇1日◇グランディ鳴門ゴルフクラブ36(徳島県)◇6585ヤード・パー72>
国内女子ツアーの最終ラウンドが終了した。トップタイで出た24歳・稲垣那奈子が2バーディ・3ボギーの「73」をマーク。トータル7アンダーでツアー初優勝を果たした。
前半5番パー5でバーディを先行させたが、6番から2連続ボギーで後退した。首位と1打差で迎えた後半では、ライバルたちがスコアを伸ばしあぐねる中、17番まで1バーディ・ボギーなしで首位を奪還。最終ホールボギーで優勝を決めると、ギャラリーからの大歓声に笑顔で応えた。
2000年生まれの稲垣は古江彩佳、西村優菜、吉田優利、安田祐香らと同じ“プラチナ世代”のひとり。早稲田大学卒業後の2023年に菅楓華、政田夢乃らとともに最終プロテストを突破した。96期生では一番乗りとなるツアー優勝となった。
優勝スピーチでは「両親は常に私をサポートすることを、一番に考えてくれていて…。私と関わるすべての人に感謝を申し上げます」と感極まって言葉に詰まりながら、感謝の言葉を口にした。
最後に「これまで色々あったゴルフ人生の中で、すべてが糧になっていて、間違っていたことはないんだな、と感じています。これからも複数回優勝を目指して精一杯頑張ります」と話し、ギャラリーからの拍手を浴びた。
トータル6アンダー・2位タイに神谷そらと川岸史果。トータル5アンダー・4位タイには佐藤心結、小林光希、ルーキーの入谷響が入った。
新人の吉田鈴はトータル1アンダー・21位タイ。大阪桐蔭高2年の岩永杏奈もトータル1アンダー・21位タイに入り、ローアマチュアを獲得した。
【最終ラウンドの上位成績】
優勝:稲垣那奈子(-7)
2位:神谷そら(-6)
2位:川岸史果(-6)
4位:佐藤心結(-5)
4位:小林光希(-5)
4位:入谷響(-5)
7位:青木瀬令奈(-4)
7位:後藤未有(-4)
7位:山城奈々(-4)
7位:ウー・チャイェン(-4)