直近5ラウンドで3度目のボギーなし 入谷響が“ルーキー初V”へ前進「勝ちたい気持ちはもちろんあります」

<リゾートトラスト レディス 2日目◇30日◇グランディ鳴門ゴルフクラブ36(徳島県)◇6585ヤード・パー72>

ルーキーの入谷響が、この日のベストスコアタイとなる「66」をマークして、初日の50位から首位と2打差の4位にジャンプアップした。6バーディを奪い、ボギーはなし。アマ時代の10ラウンド(4試合)も含め、ツアー40ラウンド目だった前週の「ブリヂストンレディス」2日目に初めてボギーなしで回ると、最終日もボギーフリー。ここ5ラウンドでボギーなしが3度と、抜群の安定感を誇っている。
「先週からショットが良くなって、パーオンする確率が増えたので、ボギーも減ったと思います。フェアウェイキープ率も上がりました」

3月の「Vポイント×SMBCレディス」の2日目には、8番から最終18番までを5バーディ・6ボギーで回り、11ホール連続パーなしの珍記録に頭をかいた。それも今は昔。この日、フェアウェイを外したのは一度だけで、パーオン率は88.9%(16 /18 )。ストレスの溜まらないゴルフが快進撃を支えている。

ブリヂストンレディスは7位でフィニッシュした。6位だった「アクサレディス」、4位の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」に続く3度目のトップ10入り。前週2位など同じくトップ10入り3度の荒木優奈と並んで、昨年のプロテストに合格した26人のなかでは、初優勝に最も近いところにいる。

「まだ2日あるので、何が起こるか分からないし、このコースはあまりイメージが湧かない。正直言うと、きょうはハマった感じでした」

インから出て、スタートの10番は、残り125ヤードをベタピンにつけるバーディで滑り出した。この日は295ヤードと短く設定されたパー4の14番は3番ウッドでピン右7メートルにワンオンさせ、楽々とバーディを奪取。2メートルのパーパットを残した4番が唯一のピンチだった。

右肩上がりで迎える決勝ラウンド。2度目の挑戦でプロテストに合格した飛ばし屋の19歳は語気を強めた。「残り2日間で、どれだけイメージを出せるかです。どう攻めていくか。マネジメントが大事になってくると思います。勝ちたい気持ちはもちろんあります」。今季は毎週のようにルーキーが優勝争いの輪の中にいる。し烈な一番乗り争い。今週は入谷が挑戦権を手にした。(文・臼杵孝志)

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