シェブロン覇者・西郷真央が見せた貫禄 メジャー王者達と共演も“主役級”の「66」

<全米女子オープン 2日目◇30日◇エリン・ヒルズGC(ウィスコンシン州)◇6829ヤード・パー72>

今季のメジャー初戦を制した西郷真央が、全米女子オープンでもその実力を発揮している。多くの選手が「難コース」と口をそろえるこの舞台で、7バーディ・1ボギーの「66」をマークした。
唯一のボギーは14番パー5。それも決してミスによるものではない。「手応えがすごく良かった」と語るサードショットはピンを直撃し、無情にも傾斜を転がってバンカーへ。スタンスが取りづらいライからのショットは寄らず、2パットのボギーとなった。

それでも、「アンラッキーでボギーを打ってしまったんですが、ミスではないので気持ちを切り替えてプレーできた」と話す通り、その後は流れを取り戻し、バーディを重ねていった。

この日のプレーを振り返り、「もったいないショットはありましたが、許容範囲についてくれたのは良かったと思います。ボギーになりそうなパー4もパーセーブできた」と冷静に分析。4番パー4ではティショットが右のフェアウェイバンカーにつかまるも、しっかりとグリーンを捉え、2パットで切り抜けた。

メジャー王者として初めて迎える大舞台。「自分の一打に自信を持ってジャッジできるようになったと思います」と、メンタル面でも大きな成長を感じている。

さらに、「素晴らしい選手との組み合わせにしてもらえた」と語るように、ミンジー・リー(オーストラリア)、コ・ジンヨン(韓国)という、ともに米ツアーで二桁勝利を挙げるメジャー覇者たちと同組でプレー。チャンピオンになったからこそ得られる特権だ。豪華な組み合わせの中でも“主役級”のプレーで、シェブロン覇者の貫禄を見せつけた。

一方で、「やるべきことは変えたくない。自分らしくプレーすることができている」と、環境の変化にもブレることなく、常に“等身大の西郷”を貫いている。

「一打一打、気持ちをしっかりリセットすることが、メジャー大会では特に重要。そこを一番心がけている」。シェブロン選手権で得た教訓は、全米女子オープンでもしっかりと生かされている。

「人のことは気にしないので。自分が納得するプレーをできればそれでいい」。そう語る西郷は、メジャー2連勝という快挙に向けて、我が道を進む。(文・齊藤啓介)

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