「なんか呪われてる?」2日連続ダボフィニッシュも… 木下彩が今季2試合目の予選通過

<リゾートトラスト レディス 2日目◇30日◇グランディ鳴門ゴルフクラブ36(徳島県)◇6585ヤード・パー72>

8位から出た木下彩が「71」で回り、トータル5アンダーで今季2度目の予選通過を決めた。

昨季のステップ・アップ・ツアー賞金ランキング(明治安田ステップランキング)2位の資格で今季前半戦の出場資格を得たが、ここまでの10試合で予選通過は5月の「ワールドレディスサロンパスカップ」の一度だけ。「ずっと落ちているでしょう。そろそろヤバいと思っていた」という26歳は豪快に笑ったあとに、こんな愚痴をこぼした。

「なんか呪われてない?」

インから出た初日は最終9番でダブルボギー。この日も最終18番で痛恨のダブルボギーを叩いた。フェアウェイからの2打目はグリーン左奥のラフへ。3打目はグリーンの下り傾斜を転がり、反対側のラフへとこぼれた。結局4オン2パット。パー4の2番で残り120ヤードをピンそば80センチにつけるなど、3連続バーディから始まった2日目だったが、6バーディ・3ボギー・1ダブルボギーで1アンダーにとどまった。

それでも、3週後の「ニチレイレディス」(6月20日~22日)終了後に控える第1回リランキングに向けて、貴重なポイントを積み上げる機会を得た。

「予選を通る自信がないし、荷物を取りに戻るのが面倒。早く帰りたいし」と、最近は予選ラウンド最終日の朝にホテルをチェックアウトするのがルーティン。今週もすでにチェックアウト済みだった。「でも、親切なホテルでは部屋を確保してもらっています。連絡しないと」。寝る場所も無事に確保し、久しぶりにコースで迎える週末。あとは、ポイントをどれだけ上積みできるかだ。

海の向こうでは「全米女子オープン」が開幕した。2年前、日本予選を突破し、初の海外試合だった同大会で13位に入った。今年は4月に千葉で行われた日本予選に出場したが、1打及ばず敗退。昨年2位、今年も首位と2打差の12位で初日を終えた渋野日向子とは同い年で、ジュニア時代からの親友だ。

「やっぱり、もう一度出てみたいですよね。向こうでプレーしている、かっちゃん(勝みなみ)にも会いたかったし。渋野には日本に帰ってきたときに会っているし、相変わらずLINEとかでくだらない話をしています」

来年への思いはひとまず胸にしまい、まずは日本ツアーでひと仕事。決勝ラウンドでは“鬼門”の最終ホールをクリアし、暫定リランキング66位からの逆襲を始める。(文・臼杵孝志)

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