クロース氏が推薦した「頭脳として活躍できる選手」…レアル・マドリード、独代表MFスティラーの獲得を検討

 レアル・マドリードは、シュトゥットガルトに所属するMFアンジェロ・スティラーの獲得を検討しているようだ。27日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 ここ最近の黄金期を牽引した“英雄”MFルカ・モドリッチが去るこの夏、レアル・マドリードが移籍市場で大きく動くようだ。すでに、CBディーン・ハイセン(ボーンマス/イングランド)の加入が発表されたほか、右SBトレント・アレクサンダー・アーノルド(リヴァプール/イングランド)も内々で合意済み、左SBアルバロ・カレーラス(ベンフィカ/ポルトガル)との契約にも近づいているという。これらは、クリスティアーノ・ロナウド、カカ、カリム・ベンゼマ、ラウール・アルビオル、そしてシャビ・アロンソらを獲得した16年前の夏を思い起こさせる、と『マルカ』は見解を綴った。

 そうしたなかで、シュトゥットガルトに所属するMFアンジェロ・スティラーも、レアル・マドリードが獲得を検討しているひとりとのことだ。『マルカ』によると、スポーツディレクターとシャビ・アロンソの間で作成された補強候補者リストには、「頭脳として活躍できる選手」という項目があり、同選手も含まれている模様。また、記載されたきっかけは、トニ・クロース氏の推薦だったことも伝えている。

 昨年9月にドイツ代表デビューを果たしたスティラーは、中盤の底を主戦場とする24歳だ。バイエルンの下部組織出身で、ホッフェンハイムを経て加入したシュトゥットガルトで大ブレイク。今シーズンは公式戦47試合に出場し4得点11アシストとキャリアハイを記録するとともに、28年ぶりのDFBポカール優勝に大きく貢献していた。

 また『マルカ』は、スティラーが将来性という面でも“白い巨人”が求めているキャラクターに合致する、と指摘。前述した16年前の夏と決定的に違うのは、「スター選手ではなく、チームワークに長け、レアル・マドリードのプレーモデルにふさわしい選手」であり、「日々の活動の中で成長した先に、スターになり得る選手を迎え入れることで、1億ユーロを超える移籍金と引き換えにスターとしての地位をすでに確立した選手ではない」という方針で固まっていることを明らかにした。

 なお、スティラーの獲得作戦(報道によると移籍金は4000万ユーロ/約65億円)は、買い戻しの可能性が報じられるMFニコ・パス(コモ/イタリア)とは無関係であり、この移籍市場での“2枚獲り”を狙っているようだ。

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