アルテタ監督が「鳥肌が立つ」と語った今夏の補強…アーセナルの新CFはギェケレシュか、シェシュコか

 アーセナルのセンターフォワード(CF)の獲得候補は2選手に絞られたようだ。25日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 過去2シーズンに渡り、最大の“ライバル”とした立ち塞がってきたマンチェスター・シティが極度の不振に陥った2024-25シーズンは、アーセナルにとってプレミアリーグ制覇の大きなチャンスだった。しかし、度重なる主力の負傷離脱もあり、勝ち点を取りこぼす試合が続くと、アルネ・スロット監督率いる“新生”リヴァプールとの勝ち点差は次第に拡大。4節を残した時点で優勝を許し、アーセナルは3シーズン連続で2位に終わった。

 こうした現状を打破するべく、アーセナルは今夏の移籍市場での大型補強を画策。アトレティコ・マドリードでアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスやフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンらの獲得に尽力したアンドレア・ベルタ新SD(スポーツディレクター)を中心に準備を進めている。

 最優先課題となっているのが新たなストライカーの獲得だ。ミケル・アルテタ監督が能力を高く評価しているスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクは、ニューカッスルがチャンピオンズリーグ(CL)出場権を確保したことや、1億5000万ポンド(約290億円)以上とされている要求額などを考慮すると、獲得は極めて困難な模様。そこで、現在アーセナルが動向を注視しているのが、スポルティングのスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュとライプツィヒ所属のスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコだ。

 現在26歳のギェケレシュは2023年夏に加入したスポルティングでここまで通算97ゴールを挙げており、今シーズンも公式戦52試合で54ゴールをマークするなど異次元の決定力を発揮した。今夏のスポルティング退団が濃厚と見られており、6000万ポンド(約116億円)程度での獲得も可能と報じられている。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのニコロ・スキラ氏によると、アーセナルはすでに代理人との交渉を開始しているようだ。

 一方、現在21歳のシェシュコは2023年夏にライプツィヒへ加入し、ここまで通算39ゴールをマーク。今シーズンは公式戦45試合で21ゴールを挙げており、ギェケレシュと同じく今夏のステップアップが既定路線と見られている。契約解除条項は8000万ユーロ(約130億円)に設定されている模様だ。ドイツメディア『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者は、アーセナルがライプツィヒとの接触を開始したと伝えている。

 なお、CF以外ではレアル・ソシエダ所属のスペイン代表MFマルティン・スビメンディ、レアル・マドリード所属のブラジル代表FWロドリゴ、アスレティック・ビルバオ所属のスペイン代表FWニコ・ウィリアムズらが獲得候補となっている。共同オーナーを務めるジョシュ・クロエンケ氏が「勝利と来シーズンのさらなる飛躍のために投資していくつもり」と明言し、アルテタ監督自ら「鳥肌が立ち、興奮が込み上げてくる」と口にした今夏の補強。CFの獲得候補に関する決断は間も無く下される見込みと報じられているが、アーセナルはギェケレシュ、シェシュコのどちらにオファーを提示するのだろうか。

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