シュトゥットガルトが28年ぶりにDFBポカール制覇! 3部ビーレフェルトは終盤に2点を返すも快挙達成ならず…

 DFBポカール(ドイツカップ戦)決勝が24日に行われ、ビーレフェルト(3部)とシュトゥットガルトが対戦した。

 準決勝では前回大会王者のレヴァークーゼンを撃破するなど、ブンデスリーガの4クラブに勝利して勢いに乗るビーレフェルト。クラブ史上初、そして同大会史上初となる3部以下のクラブによる優勝を目指す。対するシュトゥットガルトは、1996-97シーズン以来4度目の同大会制覇を狙う。なお、シュトゥットガルトのチェイス・アンリは負傷のためメンバーには選ばれなかった。

 サポーターの声援が響くなか始まった試合は、15分にシュトゥットガルトが先制する。中盤でのセカンドボールをアンジェロ・スティラーがワンタッチでスルーパスを送ると、厳しいマークを振り払いながらニック・ウォルトメイドが抜け出し、シュートはGKに当たりながらネットを揺らした。

 そして22分、ビーレフェルトの連携ミスを見逃さなかったエンツォ・ミローがボールを奪うとすかさずデニス・ウンダブにパス。ボックス手前でGKを引き付けていたウンダブからパスを貰ったミローがゴールに流し込み、追加点を挙げる。

 シュトゥットガルトの攻勢は止まらない。28分、中盤でボールを奪ったスティラーのパスにウンダブが反応。ボックス内まで持ち込んだウンダブが右足で狙い澄ましたシュートはゴール左下に吸い込まれた。

 後半もシュトゥットガルトが主導権を握っていく。66分、右サイドでボールを奪ったミローがそのままドリブルで運ぶと、カーブを描くシュートを放ち、ポストに当たりながらファーサイドのネットを揺らした。

 意地を見せたいビーレフェルトが、82分に一矢報いる。ボックス右でパスを受けたクリストファー・ラナートがすかさずグラウンダーのクロスを送る。これをユリアン・カニアがワンタッチで合わせて1点を返した。

 さらに85分、ビーレフェルトが右サイドからのクロスでヨシュア・ヴァグノマンのオウンゴールを誘発し、2点目を奪う。しかし、反撃はここまで。シュトゥットガルトが4-2で勝利し、1996-97シーズン以来となる4度目のDFBポカール優勝を達成した。

【スコア】
ビーレフェルト 2-4 シュトゥットガルト

【得点者】
0-1 15分 ニック・ウォルトメイド(シュトゥットガルト)
0-2 22分 エンツォ・ミロー(シュトゥットガルト)
0-3 28分 デニス・ウンダブ(シュトゥットガルト)
0-4 66分 エンツォ・ミロー(シュトゥットガルト)
1-4 82分 ユリアン・カニア(ビーレフェルト)
2-4 85分 ヨシュア・ヴァグノマン(シュトゥットガルト/オウンゴール)

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