「最強の日本を作るために…」 森保監督が初招集組への期待を語る

 日本サッカー協会(JFA)は23日、6月のFIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)に臨む日本代表メンバー27名を発表。日本代表を率いる森保一監督がメンバー発表会見に登壇し、新たに7名を選出した新戦力への思いなどを口にした。

 すでに8大会連続8回目となるW杯本大会出場を決めている日本は、鈴木淳之介(湘南ベルマーレ)、平河悠(ブリストル・シティ)、熊坂光希(柏レイソル)、三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム/オランダ)、佐野航大(NEC/オランダ)、俵積田晃太(FC東京)、佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)の7選手を初めてA代表に選出した。

 記者会見のな中で新戦力に期待する部分を問われた森保監督はまず、「最強の日本を作るために、これからの日本サッカーの成長に向けてチーム編成ができたことに感謝したい」と、新戦力を試せる場を作ってくれた既存の選手たちに感謝。初選出の選手たちに関しては、すでに「国際舞台で戦える力はある」との見解を示しつつ、今回の活動中で「自分の殻を破って成長していくチャレンジを練習や試合の中で見せてもらいたい」と発破をかけた。

 また、これまで選んできた日本代表の中核を担う選手たちの「壁は厚い」と述べつつ、「ハングリー精神を持って高い壁にチャレンジしてもらいたいし、彼らの突き上げが日本サッカーの層を厚くし、W杯で勝つ可能性を上げることになる」とも主張。日本代表に新たな風を吹かせることに期待を寄せつつ、特に国内組の若手に向けては「Jリーグや日本サッカーを引っ張るという思いを持って、代表の経験を国内の舞台に移して頑張ってもらいたい」との思いも口にした。

 個別の選手では、パリ五輪での活躍が記憶に新しい平河についての言及。今季に関してはケガや出場できない時期などもあったが、「良さでもある激しく上下動しながら、攻撃の部分では左右両足が使えて、ウインガーもウイングバックもシャドーもできる。攻撃のところでハードワークしながらゴールに向かっていくところは、イングランドでもたくましさが増した」と評価し、「特に攻撃の部分で得点に絡む個の突破を見せてもらいたい」と期待を寄せた。

 史上最速となる3試合を残しての本大会行きを決めた日本代表。6月5日にはアウェイでオーストラリアと、10日にはホームでインドネシアとの対戦が控えている。

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