
「全米プロ選手権」を67位で終えたセルヒオ・ガルシア(スペイン)が、「全米オープン」(6月12~15日)の出場をかけて、36ホールの最終予選会に出場した。
全米プロを終え、ノースカロライナ州シャーロットからテキサス州ダラスへと移動。現地時間、19日(月)にベントツリーCCで行われた最終予選会は、前半は「65」とスコアを伸ばしたが、後半の18ホールでは「71」としてトータル6アンダー。カットラインに1打及ばず出場権を逃した。特に、最終ホールをボギーとしたことが悔やまれる。
ガルシアは19歳だった1999年に初出場して以来、2024年まで25年連続で全米オープンに出場してきたが、その記録は今年でストップとなった。
なお、出場25回のうち予選通過は20回。最高位はパインハースト・NO.2を舞台に行われた2005年大会の3位で、5回のトップ10入りを果たしている。
「36ホールの戦いは、午後のラウンドも午前のように良いプレーをしなければならないのに、それができなかった」と、ラウンド後のインタビューで話した。
今後出場権を得るには、6月9日付けの世界ランキングで上位60位に入る必要があるが、LIVゴルフを主戦場にするガルシアは、現在世界ランキング396位と、出場は絶望的となった。
ガルシアは9月のライダーカップ出場を目指しているが、全米プロで思うようなプレーができず、「今の状態だったら、例えルーク(ドナルド)にキャプテン推薦で指名されても断わるかもしれない。今年のマスターズ前のような調子に戻して、僕が戦力になることを示さなければ」と話した。(文・武川玲子=米国在住)