「ガンダム搭載してないです!」でお馴染みの揚陸艦 ついに退役へ! かつてはイギリス海軍の旗艦を務めたことも

正確には「GP-01は搭載してないです」か?

もちろん、コウ・ウラキ少尉も乗ってません

 イギリスのマリア・イーグル防衛調達・産業担当国務大臣は2025年5月15日、同国海軍の揚陸艦のアルビオン級が2025年中に退役予定であると発表しました。

 これは、保守党議員が行った国防省の活動に関する質問への回答を記載したシートで明らかになったことで、ほかにも45型駆逐艦が2038年、23型フリゲートが2035年に退役する情報が記載されていたほか、まだ最新鋭で、退役がかなり先の予定であるクイーン・エリザベス級航空母艦に関しても2069年に退役予定であると表記されていました。

 そのなかで最も退役までの猶予が短かかったのがアルビオン級でした。同級の一番艦である「アルビオン」は、2018年3月に日本に寄港した際、イギリス大使館の公式X(当時はTwitter)が、「ガンダムは搭載していません」とコメントした艦としても知られています。

 同艦の名前である「アルビオン」はガンダムシリーズのひとつである『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場する、主人公であるコウ・ウラキ少尉たちの乗艦であるの宇宙・大気圏内両用強襲揚陸艦「アルビオン」と艦名が同じであため、イギリス大使館は前述のようなジョークを投稿したという訳です。

 イギリス海軍の「アルビオン」は1998年建造から建造開始した艦で、2003年に就役しました。イギリス海軍において初めて統合された電気推進システムを持ち、乗組員の削減を図った艦です。NATOなど多国籍の艦隊任務にも多数参加し、空母「クイーン・エリザベス」が就役するまで、何度かイギリス海軍の旗艦を務めたこともあります。2018年3月には北朝鮮が経済制裁の抜け穴のひとつとして行っていた「瀬取り」を監視するために日本を訪れ、晴海埠頭で一般公開も行いました。

 同艦と姉妹艦である「ブルワーク」は2030年代まで運用される可能性がありましたが、2024年11月に政権交代により労働党政権になった直後から、より早い段階で退役されることが示唆されていました。なお、退役後はブラジル売却される予定となっています。

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