究極の同調スイング”で国内7勝! 湯原信光の正確無比なショットのヒントは剣道にあった【プロコーチが解説】

スイング理論は進化したといわれているが、時代を彩ってきたレジェンドたちのスイングは、今見ても全く色褪せていない。むしろ、重くて難しいクラブを使いこなす技術には、ボールを正確に遠くに飛ばすための秘訣が詰まっていた! 今回は、正確無比なショットを武器に国内男子ツアー通算7勝を挙げたショットメーカー、湯原信光のスイングをプロコーチの森守洋氏が解説する。

湯原さんのスイングは腕と体が完全に同調しています。剣道の“面打ち”を回転ながらしているように見えます。この年代のミスタースイングではないでしょうか。

湯原さんのスイングを見ると、昔だろうが今だろうが関係ないと感じさせられます。よく「パーシモンは手をこねて打っていた」といわれますが、そういった動きは全く見られません。むしろ、手の動きを最小限にし、体の回転だけでスイングしていて、フェースが長い時間スクエアに保たれています。

スイングのクセは全くありませんね。冒頭で話したとおり、腕と体がの位置関係がインパクトまで全くズレなかったからこそ、ショットメーカーとして活躍できたのだと思います。

手先を使わないトップの形を知るには、動きを分解して行うのがおすすめです。アドレスの姿勢から腕を真上に持ち上げてから、体をヨコに回してみましょう。これで湯原さんのような同調したトップが作れますよ。
■湯原信光
ゆはら・のぶみつ/1957年生まれ、東京都出身。正確無比なアイアンショットを武器に、国内男子ツアー通算7勝を挙げた。現在は東京国際大学のゴルフ部監督としても活躍している。

■森 守洋
もり・もりひろ/1977年生まれ、静岡県出身。ゴルフを始めたのは高校から。95年に渡米しミニツアーを転戦しながらゴルフを学んだ。02年からレッスン活動を開始し、現在は原江里菜、堀琴音、香妻陣一朗らのコーチを務めている。東京都三鷹市にある『東京ゴルフスタジオ』を主宰し、YouTubeチャンネル「森守洋のGolf TV」では、ツアープロや芸能人などへのレッスンを配信中。

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