白髭×派手メガネ=“おしゃれ番長” ハーバートの日本2勝目を支えた名キャディ

<インターナショナルシリーズ・ジャパン 最終日◇11日◇カレドニアンGC(千葉県)◇7116ヤード・パー71>

アジアンツアーの日本開催大会は、ルーカス・ハーバート(オーストラリア)が制した。その隣で支えた、大人気キャディをご存じだろうか?
その名もニック・ピュー。インスタグラムのフォロワーはすでに5000人を超えている。ゴルフコーチとして生活を始めると、ツアー選手を目指してアジアンツアーに参戦。ただ、キャリアを追求することは難しいと決意し、2014年にプロキャディとしての道を歩み始めた。

今では日亜共催大会で優勝したジャズ・ジェーンワタナノンド(タイ)や、カート・キタヤマ(米国)のパートナーも経験する名キャディになった。そして19年、ハーバートとピューがタッグを組んで転戦をスタート。一度はトラブルにより別れたこともあったが、いまでは強い絆が結ばれている。

ジョン・デーリー(米国)を彷彿させるような、白髭がアイコン。これは選手生活を終えたときから伸ばし始めたという、カッコイイスタイルだ。サングラス効果もある度入りのメガネは、派手なフレームが特徴。毎日、違う種類のものをかけていて、そのフレームの色に合わせるかのように、シューズも毎日異なるものを履いている。まさに“おしゃれ番長”だ。

23年7月には頭部にあるそばかすが黒く変色して赤いしこりができ、皮膚がんを発症。のちに悪性腫瘍のステージ2Cと診断され、摘出手術を受けた。14カ月に渡る定期的な検査、十数回の免疫療法の点滴によって完治。元気に世界を転戦している。

優勝したら“ジャンピングハグ”をするのがルーティン。2023年の日欧共催「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」に続き、日本で2度目の光景が飛び出した。集まった日本ギャラリーから『一緒に写真を撮って!』とお願いされるシーンもたくさん見られた。ぜひもう一度、大会の写真を見返してみてほしい。(文・笠井あかり)

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