申ジエが亡き母へ捧げる“母の日V”「いい優勝報告ができて良かった」

<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 最終日◇11日◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県)◇6665ヤード・パー72>

申ジエ(韓国)が、約2年ぶりとなる勝利を国内メジャー5勝目で飾った。39歳の藤田さいきと、37歳のジエ。ベテラン2人がトータル7アンダーで並び、勝負の行方はプレーオフにもつれ込んだが、その1ホール目に3打目を50センチにつけて大会2勝目を手にした。
最終ラウンドが行われた11日は、母の日。ジエは「朝からその話がありましたが、そのことを考えたら心が弱くなるかなと思って、勝負のことしか考えなかった」と振り返った。

まだジエが中学3年生だった2003年11月8日、母・ソンスクさんが交通事故で他界。その悲しさをコースに持ち込まないため、目の前の一打に集中し続けた。それでも優勝会見では、「いい優勝を報告することができて良かった」とやわらかい表情。「この後、感謝したいです」と、天国で見守る最愛の人に“ありがとう”の言葉を伝えるつもりだ。

20年に行われた「TOTOジャパンクラシック」では、「いつも一緒にいてくれていると思っています。一緒に優勝したかった」と、母の命日に勝利を捧げた。全身黒のウェアでプレーしたこの時も「(母のことを)考えすぎると心が弱くなると思って、強い気持ちで戦いました」と話していた。

今回の勝利は、大会最年長優勝(37歳13日)、初の東西両コース制覇、そして史上初の生涯獲得賞金14億円突破と、記録ずくめになった。次は、残り1勝となった永久シード(通算30勝)獲得を報告する。(文・間宮輝憲)

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