去就注目の“至宝”ヴィルツが移籍願望を口に「コンフォートゾーンから抜け出すのは魅力的

 レヴァークーゼンに所属するドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツが、自身の去就について語った。8日(現地時間)、ドイツメディア『Sports Illustrated』が伝えている。

 2003年5月3日生まれのヴィルツは、現在22歳。ケルンやレヴァークーゼンの下部組織で育成を受けると、2020年5月18日(現地時間)の第26節・ブレーメン戦で先発起用され、ブンデスリーガ史上3番目の若さでのプロデビューを飾った(17歳15日)。その後も順調に成長を続けたヴィルツは、今ではレヴァークーゼンとドイツ代表で主力の座を確保。オフシーズン毎にステップアップの可能性が噂されてきた。

『Sports Illustrated』の独占インタビューに応じたヴィルツは、自身の今後のキャリアについて言及。「いつか自分のコンフォートゾーン(快適な空間)から抜け出すのは魅力的だね」と、より強豪のクラブに移籍することへの願望を口にした。

「ここ数年で、チームのリーダーの一人になったと言えると思う。チームメイトは僕のことを高く評価してくれているし、僕が責任感を持って事に当たっていることも知っている」

「自宅のすぐ近くに素晴らしいクラブがあること、ドイツだけでなく欧州屈指のクラブでプレーできるということは、本当に幸運さ。例えば、南米やアフリカなどからやってきて、キャリアのために家族や環境を犠牲にしたレヴァークーゼンのチームメイトたちには、大きな敬意を抱いているんだ。僕もいつかは自分にとって居心地の良い環境を抜け出し、新しい経験をしたいと思っている。サッカー界におけるロッカールームの状況はよく知っているし、どこに行ってもすぐに自分の居場所を見つけられると確信しているからね」

 具体的なクラブ名こそ挙げなかったものの、レヴァークーゼンを飛び出して新たな冒険に出る可能性を隠そうとしなかったヴィルツ。果たして、“コンフォートゾーン”を抜け出すのは今夏になるのだろうか。

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