2004年発売のUT『ズーム220i』に、2003年発売の初代『2ボールブレード』……やっぱり名器はいいんですか?

2009年の「UBS日本ゴルフツアー選手権」で、プロ18年目の40歳にして念願のツアー初優勝を飾った五十嵐雄二。現在56歳のシニアプロはなんと20年以上同じUTやパターを使用。こだわりまくりの愛用ギアをレポートしたい。
五十嵐が2・3・4Uで使用するのは、プロギアの『ズーム220i』(18・20・23度)だ。2004年発売のモデルであり、09年の初優勝時でも5年使用していたという”逸品”である。

「アイアン型ユーティリティが好きで、ずっと使用しています。打感も音も好きで手放せない。音も乾いたすごい良い音が鳴ります。中空だけど、スピンも入った弾道が打てるので、本当に外せないんです」

『ズーム220i』は、中空構造でソール幅が広く、やさしいと評判の名器。タングステンが配置されていて、楽に高弾道の球が打てるメリットがある。

「初代(1997年発売で、チタンとタングステンを搭載)の打感はあまり好きじゃなかったんです。2004年発売のこのモデルは、やっぱり抜群に球が上がりやすいということで気に入っていますね」

シャフトは2Uのみに、『ディアマナプロト』のカーボンシャフトを採用。ロフト18度でもシャフトのしなり戻ることで、球の上がりにくさをカバーしている。3Uと4Uは、方向性重視で『N.S.PRO モーダス3』のスチールシャフトを採用している。

五十嵐の使用ギアで、そのほかにも目が引くのが、2003年発売の初代『ホワイトホット 2ボールブレード』。ツアープロに人気の名器と呼ばれるモデルだ。

「『2ボールブレード』はヘッドの引きやすさが抜群にいいんです。ヘッド軌道に悩むこともない。打感は柔らかいけど、球の出足が好きですね。ちゃんと狙った通りの速さで、ボールが出てくれるんです。最新のモデルもいろいろ試したんですが、柔らかすぎて球足が出ないものもあって……。これを使用しています」

「一度気に入ったら、なかなかクラブを替えられない」という五十嵐。必ずしも最新モデルが、ピッタリモデルになるとは限らないということか。

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