
ドラコンプロとして活躍する鈴木真緒。身長154センチと小柄だが、昨年に行われたドラコン競技、「ドラコンプロタイトルマッチ2024 58kg級」では自己最長の328ヤードを飛ばして優勝している。マン振りしたときのヘッドスピードは50m/sという鈴木に、今回はインパクトゾーンでヘッドスピードを上げるコツを聞いた。
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ヘッドスピードを上げるには腕に力を入れるのではなくて、下半身の動きでヘッドを加速させることが大切です。
私はインパクトゾーンでは両足がツマ先立ちになるくらい強く蹴って、回転スピードを上げています。ジャンプするくらい蹴ってもヘッドは低く動かしたいので、左腕はピンと伸ばしたまま。インパクトの瞬間には左肩からヘッドまで一直線になるのが理想です。
それとインパクトの瞬間は右足体重です。頭も右に残した方がヘッドを低く出せる。ダウンスイングで切り返した瞬間は左足を踏むので左足体重になりますが、そこから右足に体重を戻しながらボールを打ちます。頭を右に残しておくと、体が伸び上がりにくくなるので、ボールを強く押せますよ。
■鈴木真緒
すずき・まお/ 1999年生まれ、東京都出身。小学校でゴルフをしていたが、高校と大学はライフセービング部に所属。大学3年でゴルフを再開すると「第1回ドラコンプロタイトルマッチ」の52kg級、無差別級で優勝
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「力を入れるのは切り返しの瞬間だけ」という鈴木真緒。関連記事【154センチのドラコン女王・鈴木真緒は「振り子」をイメージして右手のヒラで加速させる!】では、鈴木が大事にしているスイングの考え方を語っている。