西郷真央はユタ大会へ　メジャー初Vの余韻に浸る間もなく…「気持ちを早く切り替えなきゃいけない」

＜ブラックデザート選手権 事前情報◇29日◇ブラックデザート・リゾートGC（ユタ州）◇6629ヤード・パー72＞

今週、米国女子ツアーは61年ぶりにユタ州で開催される。メジャー初優勝の余韻が残る中、西郷真央はすでに今大会に向けて気持ちを切り替えている。

優勝の直後は気持ちも高ぶり、なかなか眠れなかったという西郷。「終わった後、会場でチームでご飯食べれたことがすごいうれしかったです。すごい美味しい料理もいただいて、それがよりうれしさをこう倍増させる出来事だったかなと思います」と笑顔を見せた。

さらには、多くの祝福メッセージが届く中で、「自分がメジャーチャンピオンになったんだなっていうのをすごく実感しました」と、その喜びをあらためてかみしめている。

「優勝したことが本当に信じられないぐらい、今でも本当にうれしくて。ただ、今週の試合に向けて気持ちを早く切り替えなきゃいけないなっていう風に感じてるところです」。初優勝がメジャーの舞台だっただけに、喜びもひとしおだが、すでに視線は次戦に向いている。

優勝後はトレーニングに専念し、これからコースチェックを行う予定。「練習してコースに入っていけば自然と気持ちが切り替えられるかなと思います」と話し、冷静に準備を進めている。

今後の目標については、「自分の中で思ってるものはあるので。あんまりこう口に出すとそれを実現するのが難しいっていうのを、こう、過去の経験上持ってるので、あんまり口に出さずに自分の中で思い続けて、実現できるように、実現できたらこれが目標でしたと後から言えるように頑張りたいです」と語った。明確なターゲットはあるが、あえて言葉にはせず、心の中で静かに闘志を燃やしている。

メジャータイトルを手にし、新たな気持ちで迎える今大会。喜びをかみしめながらも、冷静に次なる戦いへ気持ちを向けている。