海底の空母からフォード車が、なぜ? ミッドウェー海戦で旧日本軍が撃沈 海洋探査で発見

沈没したアメリカ海軍の航空母艦「ヨークタウン」船内から、フォード・スーパーデラックス「ウッディ」が発見されました。

船体が初めて確認されたのは1998年

 アメリカ海洋大気庁が運営する海洋探査チーム「オーシャン・エクスプロレーション」は2025年4月、北太平洋のミッドウェー沖の海面下で、沈没したアメリカ海軍の航空母艦「ヨークタウン」を調査。その最中、船内に自動車を発見したと報告しています。

「ヨークタウン」は1942(昭和17)年6月8日、太平洋戦争中のミッドウェー海戦で旧日本海軍の攻撃を受け沈没。船体は1998(平成10)年に発見され、2023年9月にはオーシャン・エクスプロレーション・トラストが鮮明な写真を撮影していました。

 そしてこのたび、さらに詳細な調査をすべく潜水。すると後部格納庫甲板に、自動車らしき影を確認したといいます。ルーフやボンネットは損傷が激しいものの、オーシャン・エクスプロレーションはその車種を、フォード・スーパーデラックス「ウッディ」(1940-41年式・黒)と特定。フロントプレートの一部には「SHIP SERVICE ~ NAVY」と書かれていたそうです(~部は腐食で解読不能)。

「ウッディ」の用途についてオーシャン・エクスプロレーションは、「ヨークタウン」が外国を訪問した際、ミッドウェー海戦でも指揮を執ったフランク・ジャック・フレッチャー少将やエリオット・バックマスター大尉ら上級士官が使用していたと推定しています。

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