「トンネル2km」5月に先行開通も…将来大化け!? 山陽道も中国道も空港も連絡「新南北軸」が広島で進行中

広島県の地域高規格道路「東広島高田道路」を構成する向原吉田道路が、2025年5月に開通します。

向原吉田道路が5月開通

 広島県は2025年4月18日、建設を進めてきた向原吉田道路が、5月25日に開通すると発表しました。

 向原吉田道路は、安芸高田市の向原町と吉田町を結ぶ延長4.5kmの自動車専用道路です。今回はこのうち北側の向原IC~吉田IC間3.2kmが先行開通します。

 道路は幅員12.0m・2車線、設計速度80km/hで整備。両地点を向原吉田トンネル(延長2094m)や安芸高田大橋でまっすぐに結ぶ、走りやい通行無料のバイパスです。現道の県道29号吉田豊栄線が抱える線形不良、冬期凍結といった課題の解消を図ります。

 総事業費は約140億円。5月25日は11時から市主催の開通式が開かれ、16時から一般車の通行が始まる予定です。

 ちなみに今回の開通区間は3.2kmと短いですが、将来は、山陽道と中国道を南北につなぐ地域高規格道路「東広島高田道路」に組み込まれる計画です。

 延長40kmのうち、現在は東広島呉道路と山陽道が接続する高屋JCT/ICから北へわずか1kmしか開通していませんが、東広島高田道路の全線がつながると、東広島呉道路と合わせて呉港・東広島・山陽道・広島空港・安芸高田・中国道を結ぶ新たな南北軸が誕生。

 これにより県南部や空港から県中央部への所要時間が20~30分ほど短縮され、アクセスが飛躍的に向上する見込みです。

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