「ゴルフオタク(笑)」の生源寺龍憲 “自筆ライン”入りオリジナルパターで2試合連続Vへ

<前澤杯 事前情報◇23日◇MZ GOLF CLUB(千葉県)◇6652ヤード・パー70>

国内男子ツアーの開幕戦で初優勝を果たした生源寺龍憲。その使用パターには、自らの手で描いた“ライン”が施されていた。自身でも「ゴルフオタク(笑)」と話す26歳は、研究を重ねながら、自分にフィットするアドレスやスイングを追い求めている。
「これまでもいろいろ試していましたが、3月にこのラインを描いて、今はこれが合っています」と語るそのパターは、開幕戦優勝の立役者になった。ラインはパターの上面、ネック側に横向きに引かれており、「構えたとき、毎回同じライ角で合わせられるように」という意図がある。ライ角とは、ヘッドを地面に置いたときの地面とシャフトの角度のことをいう。

上から見たときに「ネックとラインを合わせて構える」ことで、ヘッドの置き方を毎回安定させるようにしている。これは生源寺の独特な感性からきているものだ。「見た目で合わせたい。視覚的な情報を大事にしています」と、そのこだわりを明かした。

昨シーズンのパーオンホールにおける平均パットは『1.7715』(48位)だったが、今季開幕戦ではそれを大きく上回る『1.6190』(2位)を記録した。開幕前日には、ラインが描かれていない同モデルのパターと2本を打ち比べていたが、今週も自筆ライン有りのパターで2試合連続Vに挑む。

前戦で得た優勝賞金は、「今年アメリカツアーの予選会に行きたいので、貯めようと思っています」と、次のステージへの準備に充てる予定だ。今大会の優勝賞金額は4000万円。「高額賞金なので、そこはしっかり頑張りたい」。世界へ羽ばたくための足がかりにする。(文・高木彩音)

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