コッパ・イタリア準決勝・セカンドレグが23日に行われ、インテルとミランが対戦した。
2年ぶりのコッパ・イタリア制覇を目指すインテルは、ラツィオを下して準決勝に進出。2002－03シーズン以来の同大会優勝を狙うミランは、ローマとの準々決勝を制してベスト4に駒を進めた。そんな両者が激突したファーストレグは、互いに譲らず1－1で終了。運命のセカンドレグはインテルのホームで開催され、大注目“ミラノ・ダービー”第2戦がキックオフを迎えた。
試合は36分にミランがスコアを動かす。相手ペナルティエリア手前でボールを受けたタイアニ・ラインデルスがバックパスを選択。ユスフ・フォファナが右サイドに展開し、ボックス右角からアレックス・ヒメネスが右足でゴール前へとクロスを蹴り入れる。駆け引きを制したルカ・ヨヴィッチがマーカーに競り勝つと、打点の高いヘディングでネットを揺らして先制点を挙げた。
インテル優勢のなかでミランがリードを奪うと、後半立ち上がりの49分には再びヨヴィッチがチームに得点をもたらす。アウェイチームが右サイドでコーナーキックを獲得し、キッカーを務めたテオ・エルナンデスが左足でインスイングのクロスを供給。ラファエル・レオンがワンタッチでシュートを狙ったものの、ニコロ・バレッラとの激しいコンタクトによってボールはゴール手前にこぼれる。最後は素早く反応したヨヴィッチが押し込み、貴重な追加点をマーク。ミランがインテルを突き放した。
さらに85分、敵陣右サイドからフィカヨ・トモリがボックス手前に斜めのパスを差し込む。タミー・アブラハムの落としを受けたテオが左に配球し、R・レオンがマーカーと対峙しながら縦にスルーパスを流す。ラインデルスが内側のスペースを駆け上がると、ポケットに侵入して左足を一振り。グラウンダーのシュートがGKの脇を抜けてゴールに吸い込まれ、ミランが勝負を決める3点目を奪取した。
結局、そのままセカンドレグは3－0で終了。勝利したミランが2戦合計4－1でコッパ・イタリア決勝へと駒を進めた。決勝は来月14日に開催予定となっており、ミランはエンポリ対ボローニャの勝者と対戦する。
【スコア】
インテル 0－3（2戦合計：1－4） ミラン
【得点者】
0－1 36分 ルカ・ヨヴィッチ（ミラン）
0－2 49分 ルカ・ヨヴィッチ（ミラン）
0－3 85分 タイアニ・ラインデルス（ミラン）
関連リンク
コメント一覧