史上初の平均300ヤードヒッター ジョン・デーリーはオーバースイングに超フックグリップとクセが強過ぎた【プロコーチが解説】

強烈なオーバースイングだが、アドレスでは超フックグリップに握り圧倒的な飛距離を見せたジョン・デーリー。ダウンスイングではフェースを少し開きながらスクエアに戻す。メジャーを制した彼のスイングを、プロコーチである奥嶋誠昭が解説する。
強烈なオーバースイングだが、アドレスでは超フックグリップに握り圧倒的な飛距離を見せたジョン・デーリー。ダウンスイングではフェースを少し開きながらスクエアに戻す。メジャーを制した彼のスイングを、プロコーチである奥嶋誠昭が解説する。

全身を使って、連動して振っていますが、これだけオーバースイングでヘッドを戻せるのがスゴイと思います。オーバースイングですが、インパクトからフォローの形は基本に忠実。フォローでは体の正面に手元があって、スクエアに戻しているから、飛距離が出るのでしょう。

特徴は、超フックグリップに握る点。左手のロゴが上を向いているほど、右手は下から握っています。そのまま両腕を伸ばしまま上げていき、助走距離を長く取っていますね。フックグリップの方が、左腕を伸ばす形が作りやすいと思います。

オーバースイングのトップから、ダウン以降で左手首を甲側に折る”ヒンジ”の動きも使って、フェースを開きながらスクエアに戻しています。手首の動きを使ってフェースターンさせて球を捕まえています。

彼のスイングの動きを取り入れるならば、右足を斜めにキープして、右股関節の上で上体を回すことを意識するといいでしょう。スエーになりづらく、上手くフェースをスクエアに戻すことができれば飛距離アップにつながると思いますよ。

■ジョン・デーリー
1966年生まれ、米国出身。1990年代にPGAツアー屈指の飛ばし屋として活躍。トラブルメーカーだったが、メジャーで2勝、PGAツアー5勝をマーク。

■解説・奥嶋誠昭
おくしま・ともあき/ 1980年生まれ、神奈川県出身。2018年からツアープロコーチとなり、日本のトップ選手を多数指導。レジェンドゴルファーのスイングにも精通。

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