やさしい“はず”のショートUTでミスが止まらないずん・やすさん ボールが中寄り、手元が左の構えが間違っていた!?

トッププロのセッティングを見ていると、5Iを抜いて、UTを入れるというのが主流になりつつある。また、女子プロやシニアプロの中には、6Iや7Iを抜いて6U、7Uを使用するプロが急上昇中だ。しかしながら、そんなやさしいはずのUTでミスをしてしまうアマチュアが多いのも事実。“ダウンブローに打てない芸人”ずんのやすさんにショートUTの打ち方を石井良介が伝授したら劇的な変化が見られた。

【やす】やさしいといわれるUTでトップやダフリが出ることが悩みです。石井プロ、一体私の何が悪いのでしょうか?

【石井】やすさんはアドレスで手元もボールも中寄りにありますね。だからインパクトで詰まって、手首をコネてしまっています。

【やす】全然気付かなかった……。

【石井】やすさんにおすすめしたいのが、手元をダラリと下げた位置でグリップすること。アイアンより長いUTのボール位置は、基本的にスタンス中央より左が正解なんです。手元を胸の前に上げ、そこから下ろしてソールした状態が理想的なシャフトの角度です。手先でクラブの傾きを調整しないようにしてください。
【やす】今までと全然違う感覚です。真ん中が正しい位置だと思っていました。

【石井】あとは両手を胸に当てて回転する素振りと、UTを持ってハーフスイングの素振りを繰り返してください。両手を胸に当てたまま上体を左右に回転させると、軸を保ったまま振るコツがつかめます。また、前傾して行うと前傾角を保つ動きも体感できるでしょう。

 次にUTを持って胸の高さまで振り上げてハーフスイングをしてください。軸を保ったままヘッドが芝を擦るように振ることで、再現性が高まりますよ。
■石井良介
いしい・りょうすけ/1981年生まれ。2007年にPGAティーチングプロとなり、令和の試打職人としてさまざまなゴルフメディアで活躍。YouTubeチャンネル「試打ラボ しだるTV」も人気。

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