2位ナポリ、マクトミネイ弾で最下位モンツァを撃破…暫定ながら首位インテルに勝ち点で並ぶ

 セリエA第33節が19日に行われ、ナポリは敵地でモンツァと対戦した。

 ナポリは今季よりチームを率いるアントニオ・コンテ監督の下、2シーズンぶりに“スクデット”争いに身を置いている。前節終了時点での成績は20勝8分4敗。首位を走るインテルを勝ち点差「3」で追いかける2位につけている。今年1月以来の連勝を目指す今節は、2勝9分21敗の成績で最下位に沈むモンツァの本拠地に乗り込んだ。

 試合は17分、スコット・マクトミネイが直接フリーキックでゴールを脅かすなど、ナポリがゴールへの気配を漂わせる。19分には左コーナーキックからアミル・ラフマニがヘディングシュートを放ったものの、枠を捉えることはできず。22分にはロメル・ルカクが左からのボールに頭で合わせるも、ここもブロックされて枠へは飛ばせない。

 対するモンツァは29分、1本のスルーパスで右サイドを抜け出したガエターノ・カストロヴィッリにチャンスが到来するが、仕留めることはできず。前半アディショナルタイムにはギオルゴス・ キリアコプロスからの折り返しをダニー・モタがバックヒールで狙ったが、ジャストミートしなかった。

 スコアレスで後半へ折り返してからも試合の様相は大きくは変わらず、基本的にはナポリがボールを保持して敵陣へ押し込みつつ、モンツァはカウンターアタックでチャンスをうかがう構図。69分にはジャコモ・ラスパドーリからのスルーパスに抜け出したマッテオ・ポリターノがビッグチャンスを迎えるも、ボックス左から狙ったシュートはGKステファノ・トゥラーティに阻まれる。

 ナポリとしては決定機を逃した形となったが、試合の均衡は72分に破れた。ナポリは敵陣左サイドで得たスローインで、レオナルド・スピナッツォーラにボールを預けると、深い位置まで持ち運んで後方へ落とす。ラスパドーリが右足でインスイングのクロスボールを送ると、飛び出してきたGKトゥラーティの前で、マクトミネイがヘディングシュートを叩き込む。遂にナポリが先手を取った。

 試合はこのままタイムアップ。この結果、ナポリが今季5度目の連勝を達成。翌日に今節のゲームを控える首位インテルに勝ち点で並び、プレッシャーをかけた。一方のモンツァはこれで4連敗。残留に向けて、苦しい状況に立たされている。

 次節は27日に行われ、ナポリはホームでトリノと、モンツァは敵地でユヴェントスと、それぞれ対戦する。

【スコア】
モンツァ 0-1 ナポリ

【得点者】
0-1 72分 スコット・マクトミネイ(ナポリ)

externallink関連リンク

●トルコで得点量産のオシムヘン、バルサ&ユーヴェが獲得に興味か…ガラタサライは慰留へ?●インテルに痛手…マルクス・テュラムが左内転筋の疲労で離脱、CL準決勝の出場可否は?●インテル、S・インザーギ監督と契約延長へ…早ければ今週中の発表も●ミランでも苦戦のフェリックス、今夏に母国復帰の可能性?…ベンフィカがレンタル検討か●指揮官交代で復調の兆しを見せるユヴェントス…トゥドール新監督との契約延長を検討か
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)