スライサー必見! 山内日菜子が実践するUTでのフェード打ちは「アドレスを変えるだけです」

トッププロのセッティングを見ていると、5番アイアン(5I)を抜いて、ユーティリティ(UT)を入れるというのが主流になりつつある。また、女子プロやシニアプロの中には、6Iや7Iを抜いて6U、7Uを使用するプロが急上昇中。今回は、6Iを抜いて6Uを入れている山内日菜子にその理由と打つときのコツを聞いた。

6Iが難しく感じた時期があって、それで思い切って7Uにしようと……。結果、ミスの幅が小さくなりました。大事なのは3日目、4日目にいい球が打てること。そこでやさしいクラブを選ぶようになりましたね。

アマチュアの方で、カットスライスで球がつかまらないなら、思い切ってUTでフェードを打ってみるのがおすすめです。私もUTでハザード越えのピンを狙うときは、スピン量が増えるフェードを打つようにしています。

フェードを打つポイントはアドレスにあります。打ちたい方向にフェースを向けてスクエアに構えたら、ボールを中心に半時計回りに回り込んで、ボールと体との距離を変えずに、肩もスタンスもオープンにするんです。
フェースの向きは打ち出す方向に向けたまま。打つ際は、そのスタンスに沿って、真っすぐ上げて真っすぐ振り抜く。そうすれば、目標に対してややカット打ちになり、フェードが打てます。気を付けたいのは、上から打ち込もうとしないこと。打ち込もうとすると、手元が先行してフェースが開くし、ダフる可能性も高い。あくまでアドレスの位置にヘッドを戻すイメージで払い打つ意識を持ちましょう。
■山内日菜子
やまうち・ひなこ/ 1996年生まれ、宮崎県出身。2023年「アクサレディス」でレギュラーツアー初優勝。昨季は「伊藤園レディス」の2勝目でシードを確定させた。ライク所属。

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