「誰のせいとかは決して言わない」 LPGAツアーのミスで賞金はく奪の選手が“手紙”で得たスポンサー推薦

<JMイーグルLA選手権 事前情報◇16日◇エル・カバレロCC(カリフォルニア州)◇6679yd・パー72>

米国女子ツアーを統括するLPGAのミスにより、今季出場した2試合の賞金、ポイントをともにはく奪されたソフィア・ポポフ(ドイツ)が今大会に出場する。スポンサー推薦により出場資格を得た。
アジアシリーズを含む3試合に出場したが、3月に出場リストの順位に間違いがあったことを知らされた。本来のランキングであれば出場できない試合で、馬場咲希が“被害”を被った形に。この件についての報告と謝罪は受けたものの、出場できたはずの試合の補償などについてはまだ決定していない。

一方のポポフは、ポイントも賞金もすべて取り消しに。この問題について自身のSNSでコメントを発表していたが、実際に本人の口から思いも語られた。

「2020年の(全英女子)優勝の後から、わたしはかなり成長した。誰のせいとか、誰が悪いことをしたのかとか、そういうことは決して言わない。これが現実。せっかく出場してプレーしたから、とても残念に思っている。ポイントを稼いだとも思ったし、娘を2週間(自宅に)置いてきて、本当につらかった」

その後は気持ちを切り替え、この6週間を過ごした。そして準備は万端。「いまは自分のゴルフに集中したい。ゴルフコースでもそうだけど、起こったことは起こったこととして、過去のことにしようと思っている。いまはただ、ゴルフがしたいだけ」。そしてゼロからのリスタートを切る。

どちらが先なのかは不明だが、今大会のスポンサー推薦をお願いするにあたって、JMイーグルのCEOウォルター・ワン氏、配偶者のシャーリー・ワン氏に手紙を送った。「出産から復帰して母親としてプレーするのに大変な時期もあった。大会に出たいと思っていたのになかなか出られなかったから、手紙に書いてお願いをしたの」と経緯を話す。

南カリフォルニア大に通っていたポポフにとって、ロサンゼルスは第二の故郷。「推薦してくれたふたりにとても感謝している。超特別なイベント。LAに帰ってきて、古き良き大学時代を思い出すことはうれしいこと」と回顧する。

今週は娘と現地に入り、準備は万端。全英女王はここから仕切り直す。

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