『G425 LST』を長年替えられなかったV・ホブランが「マスターズ」でまさかの変更、『440 LST』の出来はどうだった?

「マスターズ」という誰もが獲りたいメジャー大会で、愛用クラブを替えるケースは少ない。それが、PGAツアー7勝中6勝を挙げたドライバーなら尚更だ。誰のことかと言えば、PING契約のビクトル・ホブランで、過去米国6勝、欧州2勝を挙げた『G425 LST』ドライバーを『G440 LST』に替えて先週オーガスタに挑んでいた。
PINGの社員によれば「開催の2週ほど前から『G440 LST』を本格テスト中とは聞いていましたが、まさかこのタイミングで替えるとは……。『G430』シリーズはついぞ使用することがなかった選手なので、私達にも驚きはありました」と言う。
 
そんなホブランの最初の勝利は2020年2月の「プエルトリコ・オープン」のこと。当時は『G410 LST』ドライバーで勝利したが、米3勝目以降の勝利は全て『G425 LST』(9°)にフジクラ『スピーダー661 TR』という組み合わせによるものだった。
 
新たに選んだ『G440 LST』ドライバーのスペックは、まさかのシャフトも変更。フジクラ『24ベンタスブラック6TX』を1インチ先端カットして45.75インチの長さで使用する。また、ヘッドはロフト7.5°表示で、リアルロフトが7.25°という立ったモノだ。
 
ホブランは「マスターズ」でこの『G440 LST』で平均飛距離が初日307.5yd、2日目291.5yd、3日目292.5yd、最終日310ydをマーク。FWキープ率も71.43%➡71.43%➡85.71%➡64.29%と、まずまずの結果だった。『G440 LST』ドライバーは『G425 LST』のように6シーズン近く使用することになるのか、今後の動向に注目だ。

externallink関連リンク

『G425 LST』を長年替えられなかったV・ホブランが「マスターズ」でまさかの変更、『440 LST』の出来はどうだった? そこまでやる!? 「7とWの表示が苦手」なS・ティーガラにPINGが変更対応、しかも「11番」まで作っていた! 今季に挑むPING契約男子プロの中で、『G440』シリーズの4Wが人気に 工藤遥加「マジで曲がらない」 契約せずに14本ともPING製で初V【勝者のギア】 フジクラ、「マスターズ」でDR・FW・UTシャフトの使用率No.1に
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)