「ETC大規模障害」混乱続く現場 東名・中央道などNEXCO中日本管内8都県 「そのまま通過して」

NEXCO中日本エリア内のETCに、2025年4月6日の0時頃から不具合が発生、明け方にかけてその範囲が広がり、中央道などでは激しい渋滞も発生。トラブルに現場はどう対応しているのでしょうか。

空前絶後のETC大規模トラブル

 NEXCO中日本エリア内のETCに、2025年4月6日の0時頃から不具合が発生、明け方にかけてその範囲が広がり、中央道など一部では激しい渋滞が発生しました。

 不具合は2025年4月6日0時30分頃から東名、新東名、中央道などで始まりました。料金所でETC専用レーンによる決済ができなくなったほか、不具合発生から約1時間半後には有人レーンのないスマートICの閉鎖が始まりました。

 その不具合箇所は約50か所以上にのぼり、10時、12時30分から追加で閉鎖されたICもあるなど、拡大している状況です。東京から三重まで8都県をまたがる中日本エリアの広い範囲で発生しています。

 トラブルが発生した料金所では、一般レーンで料金収受員にETCカードを手渡しすることで通行を記録していたところ、他のレーンも開放して渋滞を解消したところもあります。

 NEXCO中日本は、「ETCの障害が発生している料金所においては、そのままご通行ください」としており、後日の支払い手続きを求めています。これはウェブサイトで受け付けているほか、後日に利用者の元へ所定の書類が届くケースもあります。

 未明から朝に激しい渋滞が発生していた中央道 三鷹本線料金所は、10時30分頃に現地を見ると、ETC不具合による著しい渋滞は起きていない様子でした。現場では開閉バーのあるETC専用レーンは明確に閉じていますが、そのほかの専用レーンは開放されているため、平常に近い通行が可能になっているのだと思われます。

 しかし、通過が可能なETCレーンでもゲート上の表示は「ETC専用」と「閉鎖中」の文字が交互に掲出されています。また、車両の中には運転席側の道路側表示に「このカードは使えません」などのエラーメッセージが出ます。

「お客様にはご不便をおかけいたします。現状では原因が特定できておらず、一部で利用制限が解除できても、ほかで新たに発生することもあり、おでかけの場合は道路情報などを充分ご確認いただきますようお願いいたします」(NEXCO中日本)

 14時現在も、不具合の解消見込みはたっていません。利用する区間の料金所やその周辺の渋滞情報を確認した上で、利用の際には念のため通過時間と通行区間を記録しておいた方がよさそうです。

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