欧州5大各リーグの給与ランキングを仏紙「レキップ」が算出 エンバぺやハーランドの推定金額は?

 フランス紙『レキップ』が26日、欧州5大リーグの推定月給ランキングを発表した。

 今回、レキップ紙はプレミアリーグ、ラ・リーガ、セリエA、ブンデスリーガ、リーグ・アンの高額給与1位から5位までの選手と、1位から3位にランクインした監督を紹介した。同紙が算出した金額は、推定の月額給与で、ロイヤリティボーナス、肖像権料などのボーナスは含まれていないとみられる。なお、金額はあくまで“推定”であり、実際の給与とは異なる可能性が高い。

プレミアリーグ

 プレミアリーグでは、マンチェスター・シティに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが1位となった。加入から2シーズン続けて得点王に輝いており、今年1月には9年半の契約延長を締結した。2位と3位には、ケヴィン・デ・ブライネとモハメド・サラーがランクイン。長年リーグの顔として引っ張ってきた両者は現状、今シーズン限りで契約満了となる。そして3位にはカゼミーロの名前も挙がった。最近のパフォーマンスは下降気味で、退団の噂もつきまとっている。5位タイには、ともにレンタル移籍中のラッシュフォードとスターリングが入った。

 監督に目を移すと、マンチェスター・シティで9シーズン目を迎えているジョゼップ・グアルディオラ監督が1位となった。続いて、アーセナルのミケル・アルテタ監督、2025年1月にエヴァートンの指揮官に就任したデイビッド・モイーズ監督が3位にランクインした。

■選手
1位|アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ):257万ユーロ(4億1782万円)
2位|ケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ):206万ユーロ(3億3491万円)
3位タイ|カゼミーロ(マンチェスター・ユナイテッド)、モハメド・サラー(リヴァプール):188万ユーロ(3億571万円)
5位タイ|マーカス・ラッシュフォード(アストンヴィラ)、ラヒーム・スターリング(アーセナル):167万ユーロ(2億7156万円)

■監督
1位|ジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ):198万ユーロ(3億2198万円)
2位|ミケル・アルテタ(アーセナル):148万ユーロ(2億4068万円)
3位|デイビッド・モイーズ(エヴァートン):123万ユーロ(2億3万円)

※レキップ紙記載のユーロ表記のまま

ラ・リーガ

 ラ・リーガでは、3強の名前が並ぶことになった。今シーズン、パリ・サンジェルマンからレアル・マドリードに移籍したキリアン・エンバぺが1位に入り、2位のヴィニシウス・ジュニオールと3位のロベルト・レヴァンドフスキを上回る形に。4位には左ひざ前十字じん帯断裂の大ケガから復帰を果たしたダヴィド・アラバがランクインした。そして、ジュード・べリンガムとアトレティコ・マドリードGKヤン・オブラクがトップ5入りを果たした。

 監督では、2位に大差をつけてディエゴ・シメオネ監督が1位という結果に。2011年12月から指揮を執るシメオネ監督は、2027年6月まで契約を結んでおり、最大で15年の長期政権となる可能性がある。続いて2位にはレアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督、3位に今シーズンよりバルセロナを率いるハンジ・フリック監督が入った。

■選手
1位|キリアン・エンバぺ(レアル・マドリード):267万ユーロ(4億3421万円)
2位|ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード):250万ユーロ(4億657万円)
3位|ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ):217万ユーロ(3億5290万円)
4位|ダヴィド・アラバ(レアル・マドリード):188万ユーロ(3億574万円)
5位タイ|ジュード・べリンガム(レアル・マドリード)、ヤン・オブラク(アトレティコ・マドリード):167万ユーロ(2億7159万円)

■監督
1位|ディエゴ・シメオネ(アトレティコ・マドリード):217万ユーロ(3億5291万円)
2位|カルロ・アンチェロッティ(レアル・マドリード):91万ユーロ(1億4801万円)
3位|ハンジ・フリック(バルセロナ):83万ユーロ(1億3500万円)

セリエA

 セリエAでは3チームのエースがトップ3に。1位には今シーズンユヴェントスで14得点を挙げているドゥシャン・ヴラホヴィッチが入った。今冬の移籍市場でランダル・コロ・ムアニがパリ・サンジェルマンから加入してからは、出場機会を減らしており、契約延長交渉も進展していないことから退団の噂も上がっている。2位にはラウタロ・マルティネス、3位にはパウロ・ディバラとアルゼンチン代表の両名がランクイン。4位と5位には、インテルの中盤の屋台骨となるニコロ・バレッラとハカン・チャルハノールがそれに続くことになった。

 そして監督部門では、今シーズンからナポリを率いるアントニオ・コンテ監督、ナポリとスクデット争いを演じるインテルのシモーネ・インザーギ監督がランクイン。3位には昨シーズン、アタランタに悲願タイトルをもたらしたジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が入った。

■選手
1位|ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(ユヴェントス):162万ユーロ(2億6350万円)
2位|ラウタロ・マルティネス(インテル):139万ユーロ(2億2261万円)
3位|パウロ・ディバラ(ローマ):108万ユーロ(1億7569万円)
4位|ニコロ・バレッラ(インテル):100万ユーロ(1億6267万円)
5位|ハカン・チャルハノール(インテル):93万ユーロ(1億5129万円)

■監督
1位タイ|アントニオ・コンテ(ナポリ)、シモーネ・インザーギ(インテル):100万ユーロ(1億6267万円)
3位:ジャン・ピエロ・ガスペリーニ(アタランタ)38万ユーロ(6181万円)

ブンデスリーガ

 ブンデスリーガではバイエルンがトップ5を独占することになった。1位には今シーズンも得点を量産するハリー・ケインと、今年2月に契約延長を果たしたジャマル・ムシアラが並んだ。そして3位タイにはマヌエル・ノイアーとトーマス・ミュラーのベテラン選手が入り、キングスレイ・コマンが続くことになった。

監督ランキングでは、バイエルンのヴァンサン・コンパニ監督が1位。昨シーズンはプレミアリーグのバーンリーで19位に終わり降格の憂き目にあったが、今シーズンから指揮をとるバイエルンでは現在、リーグ戦で首位に立っており、チャンピオンズリーグ(CL)でも準々決勝に進出している。

■選手
1位タイ|ハリー・ケイン、ジャマル・ムシアラ(バイエルン):210万ユーロ(3億4163万円)
3位タイ|マヌエル・ノイアー、トーマス・ミュラー(バイエルン):166万ユーロ(2億7000万円)
5位|キングスレイ・コマン(バイエルン):142万ユーロ(2億3095万円)

■監督
1位|ヴァンサン・コンパニ(バイエルン):75万ユーロ(1億2198万円)
2位|シャビ・アロンソ(レヴァークーゼン):42万ユーロ(6829万円)
3位|マルコ・ローゼ(ライプツィヒ):37万5000ユーロ(6098万円)

リーグ・アン

 ブンデスリーガのバイエルンと同じように、リーグ・アンでもパリ・サンジェルマン(PSG)が上位を独占することになった。1位には、今シーズンここまで公式戦37試合に出場し、30ゴール6アシストを活躍中のウスマン・デンベレがランクイン。そこにマルキーニョス、アクラフ・ハキミ、リュカ・エルナンデスが続く。監督のランキングもPSGのルイス・エンリケ監督が1位となった。なお、『レキップ』のランキングでは1位から12位までPSGの選手が上位を独占している。

■選手
1位|ウスマン・デンベレ(PSG):150万ユーロ(2億4392万円)
2位|マルキーニョス(PSG):120万ユーロ(1億9514万円)
3位タイ|アクラフ・ハキミ、リュカ・エルナンデス(PSG):110万ユーロ(1億7888万円)
5位|ウォーレン・ザイール・エメリ(PSG):95万ユーロ(1億5449万円)

■監督
1位|ルイス・エンリケ (PSG) :100万ユーロ(1億6267万円)
2位|ロベルト・デ・ゼルビ (マルセイユ): 55万ユーロ(約8947万円)
3位|パウロ・フォンセカ (リヨン) : 32万ユーロ(約5208万円)

※冒頭に記載の通り、レキップ紙“推定”の金額であり、実際の給与とは異なる可能性がある。

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