W杯にも集中できる環境に モナコと契約延長の南野拓実「前回大会は違った。いい決断をした」

 日本代表は17日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選 第7節バーレーン代表、第8節サウジアラビア代表とのホーム2連戦に向け、千葉県内で始動した。日本代表はアジア最終予選C組でここまで5勝1分け無敗・22得点2失点と圧倒的な強さを見せ、ワールドカップ出場に王手をかけた。次戦のバーレーン戦に勝利すれば、8大会連続8回目のワールドカップ出場が決定する。

 モナコ所属のMF南野拓実は「全員が勝って次の試合で決めたいと思っていますし、僕もそのつもりなので、そのためにいい準備をしたい」「ホームで決められることに対してのモチベーションもあります。今はまだ何も決まっていないので、しっかり勝って決めたい」と意気込む。

 南野はここまでの最終予選で6試合すべてに先発して3得点を決めている中心選手の一人。「(攻撃的なポジションの中でも)僕は攻守の両方で貢献することが求められていると思うし、自分の特徴であるライン間でのターンやゴール前に向かう回数、スペースに飛び込む、スペースを空ける…そういったことを求められていると思う」と、自身の役割について言及。「今回もこの代表での2戦、両方で試合に絡んで、少しでもチームに貢献するゴールを決められれば」と数字も残してチームに貢献したいと続けた。

 3月4日に南野はモナコとの契約を延長。2027年6月までの新契約を締結した。腰を据えてクラブチームと、日本代表としてはワールドカップに集中することができる。そのことを問うと「選手としてそれは一つ、それを考えて交渉したわけではないですけど、あります」と答えた。自身は2022年のワールドカップ時、夏にリヴァプールからモナコへの移籍を決めたものの、フィットするまで時間もかかった。「試合に出続けて、そのままのいいコンディションでワールドカップに臨めることが一番だと思います。その意味では前回のワールドカップはそうではなかったので。もちろん、今のチームでも今後どうなるかはわからないですし、簡単なことではないと思います。でも、自分としてはいい決断をしたと思っていますし、このままのリズムを次のワールドカップに持っていきたい」と、自身にフォーカスして、研鑽を積みたいと話している。

 1月には30歳となった南野。30代となって初の日本代表戦となるが、「パッとメンバー表の年齢を見ると、本当に上から数える方が早い。時間の流れを感じますけど、気持ちは変わらずにチャレンジャーのままで、ギラギラして長友(佑都)選手に負けないようにやっていきたいです」と笑いつつ、まずワールドカップ本大会出場の切符を確実に手にするため、バーレーン戦に向かう意欲を高めている。

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